ダーリンはフランス人シェフ

私のダーリンは年下のフランス人シェフ・ロロさん。外国人にも飲食業にもトンと縁のなかったはずの私が、ロロさんとフレンチデリカ&レストランをオープンすることに!

スリランカ人とフランス人

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 スリランカ旅行第一日目のこと。

 歴史好きロロさんのたっての希望でアヌラーーダブラ遺跡へ。アヌラーダブラは約2500年以上も前にスリランカ最古の都があったところです。

 宿泊先のコロンボから遺跡まで車で約5時間。午前中の涼しい間に遺跡巡りをするためにドライバーさんに朝6時にピックアップをお願いしました。

 アヌラーダブラは車でまわっても4時間くらいかかるし、聖なる場所なので靴を脱いで入る場所も多く、素足で炎天下を歩き回るのは結構アッチチなのです。

 しか〜し頑張って早起きして宿に付いていた朝食も食べず出発したのに、結局アヌラーダブラに着いたのは午後1時過ぎ。

 なぜか? それはスリランカ人とフランス人が一緒に旅をしたからです。

 まず出発して早々ドライバーのサンジュさんが、
「僕のホームタウン通るからそこの行きつけの食堂で朝食食べていい?」とのたまった。

 なに? 私たち朝食抜きでがんばって早起きして待機してたのに! と、一瞬思ったけれど、30分くらいのことで怒ってもしょうがないし、それに地元の人たちがいく食堂で朝ごはんも食べてみたいし、まあ、いっかとなりました。

 その朝ごはんがビンゴ! パンケーキにカレーという私からすると妙な組み合わせの朝ごはんが、シェフのロロさんが絶賛するほどおいしかったのです。しかもサンジュさんのおごり。文句のつけようがありません。

 しかし、その後が問題。サンジュさんと意気投合したロロさんがいきなり、
「サンジュの家族に会ってみた〜い」とのたまったのです。時間がない、と心配するのは日本人の私だけで、目の前のフランス人もスリランカ人もドライバーと客の関係を超えた新たな友情の芽生えに満足げな様子。
当然と言わんばかりに車はサンジュさんの自宅へと向かったのでした。

 自宅ではお母さん、奥さん、子供とサンジュさんの家族全員で出迎えてくれてありがたいとは思いましたが、時間が?と心配しているのは相変わらず私だけ。ロロさんはサンジュさんの家族と楽しそうに戯れておりました。

 居間でコーヒーでもというお誘いを瞬殺で断り、ドライブに戻ろうと促したのももちろん私です。

 ところが、なかなか車は遺跡までスムーズに進みません。なぜならサンジュさんがカード売りを見つけたら止まって私たちにふるまってくれたり、生ピーナッツ売りを見つけたら止まって一緒に食べたりするからです。そしてロロさんはそのたびにそこいらを散歩して写真とったりするからです。
 
 リラックスモードでいいのですが、この二人時間の逆算ということが全くできないようで、私も途中であきらめました。

 ちなみにカードとは水牛のヨーグルトのことで素焼きに入れ物にいれて売っています。ヤシの蜜をかけて食べるのですが、酸味があって美味しかったです。

 というわけで午後1時過ぎにアヌラーダブラのホテルに着いたのですが、
「もう暑いからお昼休憩にして午後2時に迎えに来るね」とサンジュさんが言ったので、律儀な私たちは2時ぴったりにホテル入口に。しかし、待てど暮らせどサンジュさんは現れず、午後2時40分くらいに登場。どうも昼寝が過ぎたらしい。

 旅行しょっぱなからここではスリランカ時間で過ごさなければならないと、人のことは全く言えないロロさんとうなずき合ったのでした。

 結局時間があまりなくてはしょる形で遺跡巡り完了。写真はアヌラーダブラで人気の「サマーディ仏像」と精巧な細工が美しく保存されている「恋人の像」です。

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アーユルベーダ@スリランカ

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 スリランカから帰ってきました。

 スリランカに行った一番の目的はアーユルベーダホテルに1週間泊って、ロロさんと一緒に心身ともに浄化する、ということでした。なにせ今年の大きな目標の一つに「身体を治す」があります。

 アーユルベーダはインドやスリランカに5000年前から伝わる伝統医療のことです。
 
 初日にアーユルベーダのドクターの診断があり、その人の脈をとったり舌を診たりして、体質に合わせたトリートメントや薬や食事の1週間のメニューを組んでくれます。なか日と最終日にそれぞれコンサルティングがあるほか、何か問題があれば、いつでもドクターに診てもらえます。

 滞在中は毎日飲んでいたお酒も断酒、食事もオーガニックの野菜か魚、肉はなし。

 朝は太陽が昇るころ6時に朝ヨガから始まります。瞑想をして宇宙と交信してから身体をほぐします。午前10時45分の針治療まで海水プールで泳いだり、海岸を歩いたりして過ごします。ロロさんと私はメタボカップルなので、治療の一つにダイエットがあり、ドクターに、
「あまりリラックスしないで、ジョギングしたり歩いたりするように」と言われました。

 午前11時30分にハーブやスパイスを用いたオイルで全身をシンクロマッサージ。その後問題のある部位にシップされながらテラスでくつろぎます。その後ハーブバスや時にはハーブのスチームバスに入ります。

 午後は特別トリートメントが入らなければゆっくりできるので、サービスの小旅行などのエクスカーションに参加しました。

 一番大変だったのが薬です。すべてホテルで作る生薬ですが、一日6回10種類ほど飲みます。しかも朝6時から!

 以上が基本的なルーティーンですが、お食事が美味しくて食べ過ぎたロロさんと私は途中でドクターから下痢治療を施されてしまいました。朝抜いてハーブの下剤を飲んで、1時間歩いて、3リットルの水を飲み、昼は赤米のおかゆのみ。夜はおかゆと全粒粉パンだけ。翌日の朝もおかゆと全粒粉パン。昼は野菜カレー。

 おかげでロロさん3キロ、私1キロやせました。身体が軽くなって頭もクリアーになり意欲も出てきました。

 しか〜し、チェックアウトして空港に着いた途端、誰かさんは立て続けにビール2杯。東京に来てから友人と日本酒ガボガボ! 一体何しにいったのかしらね、全くもう!

 ロロさん曰く「沢山飲めるようになるために行ったんでしょ?」だって!! 
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スリランカに行ってきます♪

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今日から17日間ほどダーリンのロロさんとスリランカに行ってきます。

 本来の目的はアーユルベーダを1週間ほど受けて身体を浄化させることでした。そもそもこの長い休暇の目的の一つに色々な悪いところを治す、というのがあります。
 
 アーユルベーダはスリランカの伝統医療で、専門医が脈をとったりして診察し、その個人に合わせたカリキュラムを組んでくれます。その個人の症状に合わせて、薬が出て、お茶が出て、マッサージしてくれて、針を打ってくれて、食事をアレンジしてくれます。

 アーユルベーダに興味がある石神井公園の仲間うちで一緒にアーユルベーダーで有名なバーベリンリーフに1週間滞在しようと、盛り上がったのです。
 
 みんなは1週間なのに、ロロさんと私はなぜか17日間になってしまいました。
 
 なぜなら健康より美食を!というフランス人シェフのロロさんはアーユルベーダにあまり興味がなく、
「リミコのアーユルベーダに1週間付き合うから、僕の遺跡巡りにも1週間つきあってよ!」
とゴネタもんだから、トータル色々で17日間にもなってしまったのです。まあ、商売を始めるとそうは長期の旅行にしょっちゅう行けないので、まあ、いっか。

 ロロさんはテレビでもバラエティ番組は観ないし、歴史ものやドキュメンタリーなど観ます。映画でもハリウッドの娯楽大作映画はあまり好まず、シリアスなドラマを好みます。なんだか日本の昔のお父さんのような趣味だなあ、といつも思います。ちなみに私はXmenとか超能力ものなどをみんなで盛り上がりながら観るのが好きなのですが、ロロさんは「くだらない」と却下します。

 せっかく行くのだからスリランカ料理(カレー)やスパイスなども研究してこよう、思います。そして、アーユルベーダで心身ともに浄化されたら、いいなあ。

 今までの暴飲暴食、悪行三昧もアーユルベーダ一で回リセットして人生後半がんばりたいです(それにしても相変わらず、あくまで他力本願のわたしです)。
 

金沢の温泉銭湯、レモン湯

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 根性もヘソも曲がっているが、ついでに背骨まで曲がっているようで、20代前半の頃から肩こり、背中こりに悩まされていた。

 それが50歳くらいまで続いていて毎週整体やらマッサージやらに通ってなんとか30年程ごまかしていた。ごまかしていた、というのはその効果はほとんどその時血流が一時的によくなり治った気になっていただけで、すぐにまたコリコリに戻っていたからだ。しかも結構金額もかかりひと月2万円超えることもただあり、金欠病の原因にもなっていた。

 ところがこの30年のコリコリが50歳のときにあることを仕出してからはなくなってしまったのだ。そのあること、とは?

 近所の温泉銭湯に行って温冷交互浴を行う、というものだ。

 温冷交互浴とは、水風呂に1分、温泉に1分を繰り返し行うことだ。私の場合は水風呂に1分以上、温泉に好きなだけ、のセットを7回くりかえし、それを週に1回行っていた。

 すると、あれほど苦しめられた肩こり、背中こりがなくなってしまった。きっと冷水でギュッと縮んだ血管が温泉で温められて一気に広がり、血流が良くなるからだと思う。それも一時的ではなく、かなりの間続くのだ。

 石神井公園にいた頃は桜台に久松湯という温泉銭湯があって、もっぱらそこを利用していた。銭湯代460円、電車代往復360円、合計820円ですみ重宝していた。

 ところが今回金沢に移住して新たに温泉銭湯を探さなければならなくなったが、ありました、銭湯温泉レモン湯が! しかも自転車で行けるので、銭湯代440円のみの負担。お湯は黒くてぬるっとしていて、美肌によさそうです。

 レモン湯に通って肩こりだけではなく、美肌になってちょっと太めの美魔女を目指すことにでもしますか!?

金沢のラーメンでフランスを感じる!

 金沢で定評のあるラーメン屋さん「神楽」にダーリンことフランス人シェフのロロさんと訪問しました。
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 来年ロロさんとフレンチレストランを金沢でオープン予定ですが、それまでにロロさんの膝やら歯やら悪いところは全部治しておこう、と思っております。

 まずは、膝。ロロさんが19歳の頃、まだフランスに徴兵制度があったので1年軍隊に入ったとき、ラグビーの授業でしこたまタックルされたせいか膝を負傷。金属を入れる手術をしましたが、20数年たつとその金属もずれたか劣化したかで再び膝に痛みが発生したのです。
 
 そこで自宅から便利な市立病院へ。しかしドクターから
「スポーツで痛めた膝はスポーツドクターがいいよ」と結局無駄足に。

 受診まで結構長く待ったのに〜。しかしただでは転ばぬロロさんとわたし。自宅へ帰る途中に金沢で評判の自然派のラーメン屋さんがあったではないか。

 その名は「神楽」。以前私一人でラーメンを食べてからお土産にチャーシューを買って行ったら、ロロさんが
「すっげーうまいハム!」と喜んでいたのを思い出したのです。

 ずーっと評判の店だが、ミシュランのビブグルマンに選ばれてから行列がさらに長くなったと聞いていたのでちょっと遠慮していたのですが、今日は幸いそんなに混んでおらず、行列を待つ習慣がないフランス人のロロさんもオーケー。

 一番人気の神楽ソバと無添加餃子とチャーシュー飯を注文。醤油味のラーメンスープをすすり、チャーシューを一口かじる。
「うまい。そしてなぜかフランスを感じる」
 スープは澄んでいて優しいがしっかり塩のパンチが効いた味。フランスの本格コンソメスープにゲランの天然塩を加えて、醤油を垂らしたような、味がするのです。
 
 そしてチャーシュー。ロロさんが「すっげーうまいハム」と言ったように、フランスの美味しいハムの味がする。
そこでチャーシューの説明書きを読むと「豚肩ロースをフランスの料理法で作った」と書いてある。なるほど。

 日本の代表的庶民料理のラーメンにフランスのテイストを感じる。う〜ん、シュール!と思いながら満足して帰途についたのでした。

 想像だけれど店主はもしかしたらフランス料理を作っていたのではないか? とまで思った。次回聞いてみよう。

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金沢の刺身〜西村鮮魚店〜

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 ダーリンことフランス人シェフのロロさんとフレンチレストランを営業していた頃、たまたま金沢出身のお客様がいらした。金沢に移店予定だとわかると、
「お魚は西村鮮魚店がいいわよ」
と教えてくださった。

 金沢に移住してすぐにお刺身に目がないダーリンと西村鮮魚店を訪ねてみた。場所は金沢を代表する観光名所である武家屋敷のすぐそばだ。

 まずビックリなのはその価格の安さ。刺身は大体300円台。一番高いトロのパックが550円。刺身盛り合わせが380円、特上寿司が680円など、東京の3分の一ではないか?

 こんな観光名所そばにこんな穴場があったとは! 魚といえば近江町市場ですが、北陸新幹線が開通してから観光客が押し寄せ、値段も2倍3倍に跳ね上がり、もはや市民の台所とは呼べない存在になってしまいました。

 それだけにこの西村鮮魚店の存在はありがたいばかりです。

 お味の方は、お魚屋さんのお刺身らしく新鮮でおいしい。ロロさんも大喜びで、ペロリと写真上のお刺身2パックを一人で平らげていました。

 金沢にお越しの際はぜひ訪ねてみてください。カニなどはもしかしたら予約制かもしれません。電話して目当てのものを予約していくのがよいかも。

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北陸の素材シリーズ、能登もずく

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金沢に移住して5日目です。今年の目標は運転免許を取ることと、レストランで使う北陸の食材探しです。
やはり地元でとれるものが一番フレッシュで美味しい。魚介の幸はもちろんのこと、野菜や肉も貪欲に探していきたい、と思っています。

 地元のスーパーで晩御飯の材料を物色していたら、早速北陸の隠れた特産を発見。海鮮コーナーに大きく「能登もずく」と書いてあるポップを見つけたのです。わざわざ能登と書いてあるくらいだから、普通のもずくと違うんだろうと手に取って観察すると、紡いだ糸の塊のようなものが塩漬けにされてパックしてある。

 もずくというと、すでに味がついているパックに入ったものしか食べたことがなかったので、糸の塊のようなもずくを見たとき、「どうやって食べるんだろう?」という素朴な疑問が。これはいくらプロとはいえフランス人シェフのロロさんに聞いても分からないだろうと、少し不安に思っていると、ポップの横に「水洗いですぐ食べられる」と書いてあったので一安心。

 水で洗って適当に切ってポン酢でシンプルに食べてみました。まずぬめりの強さにびっくり。そして腰の強さ。歯ごたえがシャキシャキして美味しい。
 
 うん、これはいつも食べているもずくと全然違う。ロロさんもびっくり顔。

 少し調べてみると、能登もずくは絹もずくといい、いつものは沖縄の太もずくといい、種類が全く違う海藻らしい。

 この絹もずくをフランス料理にどう使えるか? は今後の課題だけれども、ロロさんも住んでいるうちに頭が金沢人になっていいアイデア浮かぶでしょう。




金沢に移住しました。

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 8年7ヵ月営業したフレンチレストラン「マルシェロロ」を閉店してから約1ヵ月半送別会の日々を過ごし、故郷金沢に帰ってきました。
 8月11日に金沢に引っ越し、暑さに弱いフランス人シェフのダーリン・ロロさんのためにエアコン工事も同日入れ、翌12日午前中には現代生活に欠かせないインターネット工事を終え、午後に市役所で転入の手続きをしました。
 書類上でも金沢移住を果たし、ネットも開通して、気持ちもようやく落ち着き、ブログを再開することにしました。

 引っ越しをしたらまずご近所へのご挨拶です。写真はフランス菓子のダックワーズ(アーモンドとメレンゲの焼き菓子)の詰め合わせ。恥ずかしがるロロさんを後ろに従え、というよりロロさんが私の後ろになぜか隠れ、ご近所へお菓子を持っていざ挨拶へ。

「なんで後ろに隠れているの?」
「僕が前だったらリミコが見えなくなるだろ?」
そもそもなんで縦に並列するかねえ、横に並んで一緒に挨拶すればいいと思うが、まあいいか、と縦並列で私が深々と頭を下げ、その後ろでお腹が邪魔でちょこんとしか頭を下げれないロロさんが丸見えになる図式でなんとか一緒に挨拶をしたことになった。

 引っ越し3日目でもう東京シックにかかっていますが、今夜は泉が丘高校の同級生たちが集まる飲み会があります。懐かしい顔に会え、新たな人生のページが開くことでしょう。

ノーマ〜世界を変える料理〜

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 ドキュメンタリー映画『ノーマ〜世界を変える料理〜』を観た。料理関連映画だから、もちろんダーリンことフランス人シェフのロロさんも一緒である。
 デンマークにある北欧料理のノーマは、「ベストレストラン50」で4度世界一の称号を与えられた世界有数のレストランだ。
 その料理の秘訣は、シェフ・レネの力量もさることながら「料理にはその季節と場所を感じさせないといけない」という地消地産の素材への取り組み方にある。さらに発酵食品にもこだわりラボもレストランに併設しているほどだ。なんだか和食と似ている。そのせいかレネは日本が大好きで日本に素材調査に来た際には利尻の昆布が特に驚いた、という話もある。
 素材へのこだわりが半端ない。そのために森や海の達人との付き合いも大切にしている。そしてその達人たちは一筋縄ではいかない人々である。荒くれ男のウニの素潜りの達人も最初は反発していたが、おだててかつプッシュするレネに今では最高のウニを供給している。森のキノコを取る仙人のような農民や木から樹液を採集する人など、ノーマの料理はそのような自然を知り尽くした生産者によって支えられている。
 北欧ならではの素材で変わったものは、例えばアリが有名だ。映画では生きたアリを皿にあしらっていたが、実際は冷凍にしたりしているのでは。また、そのほかにはバッタのペーストをつかったりもするそうである。
 映画を観ながらつい金沢での食材のことを考えてしまった。レストランをオープンするにあたってよい食材の調達がマストだ。特に金沢を中心にした石川県の食材。魚はもちろん野菜や肉も地元の新鮮でおいしいものを見つけたい。
 そのためにまず金沢に帰ったら運転免許証を取得して(取れたらだけど・・・)、いろいろな生産者さんを訪ねて、そして思わずその発想の延長で野菜を自分で育てようと思ったが、おおざっぱなB型の私はあまりにもマイペースなのでそれは断念。その代り猟師の資格を目指して自分でウサギや鴨など捕ろうか、とも思ったが間違えて人を撃っちゃいそうなのでそれも断念。
 なので金沢に帰ったらプロの生産者さんを探す旅に出ることに決めたのです。皆さま、おすすめの農家さんや猟師さんや漁師さんや魚屋さんやお肉屋さん、八百屋さんなどご存じでしたら、どうかお教えくださいませ。お願いいたしますです!

引っ越し屋さん

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 金沢に移転するために引っ越し業者3社に見積もりを頼むことにした。知り合いの評判もいい大手1社と家具の買取もやっている中規模の会社と以前頼んだことのある小さな引っ越し業者の3社だ。なんとなく松竹梅ではないが、ノリで大中小と選んだ。
 一番手は大手の営業マンの若いお兄ちゃんだ。大学を出て4年目くらいだというが、目端がきいて仕事ができそうな雰囲気。早速普通のご家庭にはないレストランから持ってきたワインセラーや製氷機に目が行く。
「近所でフレンチレストランをやっていたんですよ」と言うとお兄ちゃんは何かの電波をアンテナで探っているような顔つきに一瞬なったが、思い直したように見積もりの計算を始めた。
「285000円です」と言って私の顔色を窺うお兄ちゃん。言われても見積もり一発目だし、高いのか安いのか皆目わからない。
「思ったより高いですか?」と聞かれキョトンとしていると「違うと思いませんでしたか?」とさらに畳みかける。
これは値切れということか?と思い、
「20万切ったらいいかなあ」と答えると、妙を得たりと、
「そうですよね、ちょっと上司に電話します」と答え「15万円でいいですか?」と早速聞いている。
これってなんか演技っぽいなあ、とは思ったけれど「15万円プラスタックスでいいそうです。これで決めてくださいね」と言われ「ハイ」と答えてしまった。
 なんだか騙されたかなあと、ちょっと後悔し始めていると、
「実は僕のおばあちゃん、マルシェロロのファンで閉めると聞いて、すごく残念がっていたんですよ」と言うではないか。聞くと80歳のおばあちゃんとお兄ちゃんは仲良しで、彼が北京に留学しているときも万里の長城に案内したり、よく一緒にご飯を食べるという。おばあちゃんはマルシェロロに半年に1回は来ていたらしい。
 実はマルシェロロは高齢者に人気があって最高齢は101歳のお客様だった。90歳代や80歳代のお客様は珍しくはないのだ。多分味覚が化学調味料に侵されていない年代でロロさんの繊細な料理を分かってくれるのかなあ、と勝手に思っている。
 まあ、お客さんの孫ならたとえ少し高かろうが(もしかしたら安いかもしれませんが)、いいっか!という気持ちに一気になった。しかもこちらが引っ越し業者を決断したあとに告白するところはちょっとかわいいではないか。
 急にお兄ちゃんに人が変わったように優しくなったゲンキンな私は、頂きもののとっておきブルーマウンテンのアイスコーヒーをおすすめしたのであった。
 

 
マルシェロロ情報

●閉店のお知らせ:6月19日を最後に閉店致します。いままでありがとうございました。

◎5月29日(日)照姫祭り参加のためランチお休みします。ディナーは通常営業いたします。

◎マルシェ弁当(テイクアウト)始めました。1680円&2880円(1人前)。2日前までのご予約をお願いします。

◎オードブルセット(2〜3人分)3780円&5150円始めました。2日前までのご予約をお願いします。

◎送歓迎会に!パーティプラン(6名様以上、平日限定、2H、要予約)
・フレンチコース(前菜、メイン1~2品、デザート)
*プラス500円でビール飲み放題に

◎ご予算に応じて、お弁当ご予約承ります(2日前まで、2人分2100円から)

●フレンチレストラン
マルシェロロ
練馬区石神井町2-13-5-102   03-6763-0909
ミミ Paquet(パケ)
古都金沢でフツーに育つ。夫のロロさん(イラスト上)はフランス人で、しかもシェフ。ロロさんが東京・石神井公園にてフレンチレストラン&デリカ「マルシェ ロロ」(TEL03-6763-0909)をオープンしたのでママさんとして日々奮闘中。
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