ダーリンはフランス人シェフ

フランス人シェフのロロさんと練馬で営んだフレンチレストランが、金沢市に移転しました。『マルシェロロ金沢』としてスタートします!

フレンチ VS チャイニーズ

ダーリンことフランス人シェフロロさん と初めて出会ったのは7年前の秋。カナダはトロントでのことです。ロロさんはフランス人シェフとして、私は共同通信や日加タイムスなどに寄稿するライター兼学生として滞在していました。そんな二人がどこで出会ったか? のんべえで食いしん坊の二人だからバーかレストランで? いえいえ、ナント、ストーリーテリングのクラス(要するに御伽噺を上手に話せるようになりましょう、というクラスのこと)で出会ったのです。ジョージ・ブラウン私立大学の夜のコースで見つけました。なんだかカワイイでしょう? 

 一方で、私にはもう一つの出会いが同時期にありました。トロント生まれのチャイニーズのWさんです。そのころ、ロロさんともWさんとも単なる男友達で、どちらも同じスタートラインに立っていたのです。Wさんは両親が離婚したので中国生まれの英語があまり話せないお母さんの細腕で育てられました。幼いころは貧しく、電車賃が払えないので、妹と一緒に30分の道のりを歩いて学校に通ったそうです。しかし、がんばってアグネスチャンも通った名門トロント大学を大変優秀な成績で卒業し(学部内11番目の成績で)、出会ったころは某有名ソフトウェア会社のシニア・エンジニアをしていました。ですから、若いのに苦労人で、お母さん自慢の一人息子です。トロントで生まれましたが、中国とカナダの両方の要素をたっぷりもった人でした。性格も優しい、純情で背も180センチはあり、頭もいい。

 では、なぜ同じスタートラインに立っていた二人なのに、ロロさんとはステディなボーイフレンドになり、Wさんとは単たる男友達で終わったのでしょうか?
 
 それは食文化の違いです。つまり、フレンチ VS チャイニースのグルメ対決で、ロロさんが勝利したからです。グルメ対決といっても料理の腕を競ったわけではなく、食べ物に対する認識がロロさんとは合い、Wさんとは合わなかったからです。

 下記の会話を読んでいただければ、誰もが納得するはず。
ミミ「犬と猫とどっちが好き? 」
W 「ボクは動物を食べるのが好き」
同じ質問をロロさんにすると
ロロパオーン、猫が大好き! 」Wさんにある日「私、トンボが好きなの」とミミが思わず呟いてしまったとき
W「おいしいの?」・・・絶句するミミ。

 フランス人もカエルとかカタツムリ(エスカルゴ)とか食べるけど、やっぱり中国人にはかなわない! 中国人は脚がついているものは机以外は何でも食べる、といいますが、Wさんとトロントで会ってから、妙に納得したのでした。
 
 やはり、人間は胃袋で考え、判断し、男も決めるのですね。

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ワインと『ピアノマン』

南フランスワイン 作家の嵐山光三郎氏プロデュースのコンサート『ピアノマン』が10月1日(土)東京都国立市せきやホールで行われました。ピアニスト青井彰氏とフルート奏者海冶洋一氏によるコンサートです。嵐山氏には、私が編集をしている季刊誌『探健(たんけん)』にレギュラーで対談や紀行文などでご協力いただいていることもあり、コンサートにご縁ができました(ラッキー)。ちなみに青井彰氏はカプスーチンというロシアのピアニストにえにしがあり、また嵐山氏のいとこだそうです(びっくり)!

 さすが独創的で楽しい発想で不良定年のリーダーとして活躍の嵐山氏。並みのコンサートではありませんでした。会場がナントいってもシュール。演奏者を境に椅子の席(普通のホール)と畳敷きの座敷に分かれているのです。普段はホールと和室と別々に使用されているのを、仕切りを外して特別仕様にしたのだと思います。私は座敷で座布団に座り音楽鑑賞をしました。

 子供のころに金沢ヘルスセンターというところで、だだっ広い座敷で時代劇の芝居や三善英史ショーを観たことがありますが、クラシックは初めてです。畳の上でのクラシックはリラックスして聴けてナントも贅沢な気持ちでした。ダーリンのロロさん にも聴かせてあげたかった・・・。
 
 青井氏も海治氏も元々クラシックの世界の方々ですが、クラシックはもちろんのこと、ジャズや童話やアニメーションの主題歌まで幅広いジャンルの音楽で楽しませてくれました。例えば、バッハのシャコンヌから浜辺の歌荒城の月千と千尋の神隠しハウルの動く城の人気主題歌、そして鉄腕アトムの編曲バージョンまで、といった具合です。とくにフルート独演のジャズは生まれて初めてのヴァージン体験でしたが、意外とよかったです。スウイングや情感が息とともに伝わってくる感じです。

 目を閉じて聴いていると、曲によって様々なシーン思い出が蘇ってきます。例えばフランス・ブルターニュの石畳や港の風景が浮かんだかと思うと、子供のころ遊んだ広場や田んぼの風景など。それが決して曲のイメージと脳裏に浮かぶシーンとは必ずしもイメージが合うわけではないのです。たぶん音楽って特別な周波を持っていて、曲や奏でられる楽器やそして演奏者によって微妙にその周波が変化し、人間の脳に影響を与えるのではないかしら。例えばラジオのチューニングを合わせるように、その周波が人間の脳のいろいろな思い出のアクセス・ポイントにマッチして、様々なシーンを思い出させるのではないかしら、と思ってしまいました。そして、そのアクセス・ポイントにアクセスするには機械音より人間が奏でた昔からある楽器による音からでる周波のほうが効果的なのではないかしら。つまり、アナログにはアナログが、生ものには生ものとの相性がいいように。

 そして生ものの人間には生もののワインがぴったり(話が飛ぶ!)。このコンサートがさらに粋なのは、なんと休憩時間にロゼワインがサービスされたこと。これは嵐山氏が応援しているガンテーワインを販売しているセキヤという酒屋さんのご好意です。ちなみにせきやホールの地下一階に店舗があります。やはりコンサートやお芝居の休憩時間はワイングラスを傾けるにかぎります。これぞ大人の社交場、エンターテイメントという感じになるではありませんか。私もしっかりいただいて後半のコンサートはお座敷でほろ酔い気分で素敵な音楽を楽しみました。

 写真は打ち上げで出された南フランスの赤ワイン。デビッド・トーマスというソムリエが選んだ97年もの(La Bastide Dalmeran)です。コンサートのシメもおいしい赤で極楽気分でした。

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フランス人シェフのお取り寄せ:ヴァイオレット・マスタード

ヴァイオレット・マスタードモンマルトルの丘で出会ったヴァイオレット・マスタード

 ドゥノワ社ヴァイオレット・マスタードとの出会いはフランスはパリモンマルトルの丘でした。昨年の夏休みにダーリンことフランス人シェフロロさん とフランスに行ったときです。ロロさんのお母さんの60歳のお祝い(フランスでも還暦のお祝いをするのですね〜)に家族が全員集まるというので、里帰りした際にパリに寄ったのです。

 モンマルトルの丘はもともと有名な観光地ですが、映画『アメリ』の大ヒットでさらに人気スポットになりました。アメリのカフェなど新名所ができているくらいです。私たちが行ったのは9月末で、ハイシーズンは終わっていましたが、それでもテルトル広場などは観光客で大賑わいでした。宿泊先のホテルエルミタージュのマダムにおすすめレストラン情報をすでにゲットしていたので、探したのですが、そのレストランがどうしても見つかりません。お腹の虫に負けてしまった私たちはしょうがなくその辺のレストランに入りました。店内は観光客で満員。流しのシャンソン歌手も観光客のチップ目当てで、懐かしのシャンソンの名曲を披露し、雰囲気はまさにパリ観光。でもナツメロはメロディーだけ知っている曲も多く、歌詞を知らなくても「ルルル〜」で歌えたり、それなりに楽しくエンジョイしていました。

 そして、いよいよ料理。野菜スープを頼んだのですが、今までの人生の中で食べたスープの中で、ダントツ一番まずい。だってお湯ですもの、味が! 残念を通り越して怒りの境地になってしまいました。強面キャラのミミの迫力は自慢じゃないけど、合気道の強者達を恐れさせるほど(9月11日のブログ参照)。ウエイターに殺気を送りながら、ロロさんに「シェフは味付けを忘れたみたい」と言ってもらって、当然の返品。他の料理も推してしかるべくで、まず〜い。堪りかねた私はメイン料理をパス。ロロさんはステーキを注文。ステーキは塩コショーで味付けして焼いただけの肉にフレンチフライの付け合せと、ウエイターが乱暴にテーブルに置いて行った何やら紫色の小ビンのみ。ここはアメリカのステーキハウス? と思ったほどでした。しかし、この紫色の小ビンがナント魔法の小ビンだったのです。ブログランキングへ続きを読む

フランスのリキュール・オードヴィ

ディジェスティブ オードヴィとはフランス語で「命の水」という意味ですが、一方で「ブランデー」という意味もあります。さすが大人の国フランス、命の水イコール強い酒なのですね。
 
 ダーリンことフランス人シェフのロロさん がヘッド・シェフを努めるブラン・ド・ミュゲで7周年記念特別メニューのシメで飲んだディジェスティブ(食後酒)もオードヴィです(写真)。コニャックアルマニャックもオードヴィの一種で、特定地域のブランド酒です。

 写真右はシャルトリュ−ズ・ヴェールです。ブランデーをベースに130種類の薬草が調合されていて、フレンチアルプスの中のラ・グランド・シャルトリューズ修道院で作られています。いわゆるモンク・リキュールの代表格です。ホームページにはフードがついた修道士服を身にまとったモンクが樽を世話している写真など紹介されています。現在では民間の会社で製造されていますが、今でもなお、ハーブの調合のレシピついては選ばれた3人の修道士以外は知り得ない秘密となっているそうです。もともとの歴史は19世紀初頭のアンリ4世の時代にさかのぼり、当時不老不死の薬と呼ばれたある薬がベースだとか。味は甘めの味に複雑な薬草の味が苦味のアクセントになっている感じ。ヘヴィなフレンチを食べた後に胃がすっきりしてよいかもしれません。しかしアルコール度数が55度と高めなので、飲みすぎには注意しましょう。

写真左は、レストランのオーナーのお父さんが作った自家製オードヴィ(だからボトルは無視してね)。ものすごく強い! アルコール度数も多分かなり高い。シャルトリュ−ズの55度よりは少なくとも高いと思う。そしてハーブがきつい。でも美味しかった〜。おかげで翌日は二日酔いでしたが・・・。

実はフランスではワインはOKですが、オードヴィを民間人が作ることは法律で禁止されているのです。だから、フォーマルにいうと密輸された密造酒をミミは飲んだ、という恐ろしい記述になります。しかし実際は黙認状態で、特に田舎では広く作られていて、○○さんちのオードヴィ、といってよくプレゼントされているようです。実際ロロさんの田舎に行っても、友人たちとの食卓での会話の主役として、自家製のお酒の自慢大会が始まることがよくあります。日本だと「今度○○ブランドのニューモデルのゴルフクラブ買ったんだ〜」とか「新車買ったんだ〜」とかいう自慢話が主流だとしたら、フランスの田舎では「今度の自家製ワイン、出来がいいんだ」とか「オレのオードヴィは村一番だぜ」となる訳です。そして本当にその酒の出来がよいと、みんなで尊敬の眼をそのつくり手に注ぎ、口口に賞賛の嵐となります。そして、そのつくり手の自慢な満足げな表情はこの世の幸せのクリームを頂いた、という風になるのです。

やっぱり、フランス人にとってまさに生きがい、オードヴィ(命の水)なのですね。

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フランス人シェフ・ロロさんの料理!

 ダーリンことフランス人シェフのロロさん がヘッド・シェフをしているBrin de Muguet(ブラン・ド・ミュゲ)の7周年記念パーティに参加しました。ということで、いよいよロロさんの料理のご紹介です。

 シェフもオーナーもウエイターもフランス人という、フランス人だらけのブラン・ド・ミュゲが7周年記念で選んだ特別料理は食の都リヨンを擁するブルゴーニュの料理。日頃のお客様への感謝をこめて本物のブルゴーニュ料理(食前酒、アミューズ、オードブル、お魚料理、肉料理、デザート、エスプレッソがつく)がナント4500円(税、サービス込み)。超リーズナブルな価格設定になっています。リーズナブルだからといって安上がりの素材を使うのではなく、メインの肉も魚もフランスからわざわざ取り寄せるほどのこだわりようです。そのせいか店内は満員御礼の賑わいで、ロロさんも忙しく立ち働いていました。

普通は、夫が働いている姿ってなかなか妻は見れないもの。しかし夫がシェフだと夫婦からお客様とシェフという関係に変化し、普段の視点とは違う位置から夫を観察できて面白い。ロロさんもレストランで見ると、普段のやさ男風から威厳さえ感じさせるフレンチシェフに変身するからびっくり。でも、その姿を眺めるのは、まんざらでもない気分です。

 いよいよお料理の紹介です。。グルメランキングに!続きを読む

フランス人シェフ・ロロさんのレストラン

 今夜はいよいよダーリンことフランス人シェフのロロさん がヘッド・シェフを務めるお店Brin de Muguet(ブラン・ド・ミュゲ、フランス語で「すずらん」という意味)で7周年特別メニューにトライします。グルメ友達の長谷川六さんとその友人と3名で8時に予約しました。
 
 ブラン・ド・ミュゲはシェフもオーナーもウエイターもフランス人という、本物のフレンチレストランです。9月25日で7周年を迎えました。 今から7年前にオーナーのリシャーが合気道仲間と、内装から全て自分達で作り上げた「手作りのお店」です。ちなみにウエイターのミケさんも二段の腕前をもつ合気道仲間です。お店の完成には4ヶ月かかったそうです。合気道仲間が丁寧に仕上げた店内は木を多く使っていて、暖かい雰囲気を感じさせます。壁にかけられた木製の絵も手作りだそうです。ロロさん曰く「フランスの田舎の
オーベルジュの感じ」とのこと。

 オーベルジュ(Auberge)とは、フランスの地方の村々にある、宿泊つきのレストランのことです。オーベルジュというと、地元の肉や乳製品を活かした家庭的な雰囲気のものが主流ですが、中にはミュシュランやゴー・ミヨで星を取得した高級オーベルジュまであり、一口にオーベルジュといってもさまざまなイメージがあるようです。

ロロさんは今年の2月にヘッドシェフとしてブラン・ド・ミュゲに迎えられました。本物のフレンチ・レストランということで、味付けも日本人向けにアレンジしていません。一般的に本場のフランス料理は塩味がきつい、と言われていますが、ロロさんの持ち味は豪快かつ繊細なので、塩味はそんなにきつくないと思います。では、今夜の7周年特別メニューリポートは明日のブログでご紹介させていただきますね。

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ブラン・ド・ミュゲ 東京都杉並区荻窪5−14−4(JR荻窪駅西口から徒歩5分)
          TEL 03-3220-5448 月休

フランス人シェフのグルメ探訪:ボンシュマン

久しぶりのデート

 ダーリンことフランス人シェフのロロさん となかなかお休みが合わないので、私が会社からもらえる最後の夏休みを使って、久しぶりのデートをすることができました。

 ゴミゴミした都心ではなくて、自然があるところがいいね〜、と思いついたのが等々力渓谷から多摩川に及ぶ散歩コースです。等々力渓谷は都内唯一の渓谷で、ゴルフ橋の階段を降りるとそこは静謐な別世界が広がっています。緑のトンネルの中の小川のせせらぎの音を聞きながら遊歩道を歩くと本当にリラックスできます。鳥もたくさんいて、視力も良く、視野も広いロロさんは鳥を見つけては大喜び。特に休日でもシェフ魂が抜けなくてはいち早く見つけます。そして見つけるたびに「ディナー」とか「ロースト」とか呟くのですから・・・。しかし、リラックスムードもここまで。川べりに座って、水の流れを見つめながらロロさんと佇んでいると、藪蚊が襲ってきたのです。しかも、サンダル履きの私だけ。ロロさんなんか「蚊も今日はフランス料理にしようか、日本料理にしようか悩んでいて、日本料理にしたんだよ」と呑気に言っているし、刺されるほうの身になってみてよ〜。

 等々力渓谷を抜けて多摩川堤へ。背の高い草で覆われた川原に作られた細い道をしばらく散策。せっかちな私はクネクネ歩くロロさんより、いつも前に歩いてしまいます。写真を撮りながらゆっくりペースのロロさんが後ろから「マイ・スィート・ハーフ」と呼びかけるではありませんか。「ロロさん、マイ・スィートハートの間違いじゃないの?」と
ロマンチックな気分に浸る前に意地悪にもミスの追及をすると「違うよ。僕が生まれたエリアでは自分の半分という意味は、君なしでは生きられない、という意味なんだよ」との返事。なんでこんなこと照れないでいえるのかな〜。さすが、フランス人は愛と美食の種族だ、と改めて思いました。

 多摩川沿いを散歩した後は再び歩いて東急大井町線の上野毛駅へ。もう陽が暮れていたので、最後の散歩コース上野毛自然公園はパスしました。

 そして、デートのしめのディナーは東急東横線祐天寺駅にあるフレンチ・レストランの名店Bon Chemin (ボンシュマン)へ。グルメランキングへ続きを読む

フランス人シェフのお取り寄せ:菊池牧場

いよいよフランス人シェフロロさん のグルメ・お取り寄せ第二弾です。前回は定番だったので、今回はこだわりの菊池牧場のご紹介です。

菊池牧場のソーセージ〜血も滴るレバーケーゼ〜

レバーケーゼバケットとレバーケーゼ 写真でお分かりになるでしょうか? 真空パックにレバーケーゼが血も滴る姿で入っていたのです。手に取った瞬間に「これから動物を食べるんだ」と実感が沸きました。
狩猟民族系のロロさんも血の滴りを見てニヤリ。そんなロロさんはちょっとキモイかも。

 菊池牧場は盛岡から50キロ離れた山の中にある牧場で、家族で牛や豚を育てています。ソーセージ類は30種類くらいあるそうですが、牛や豚を丸ごと使いきるため、いつも同じものがあるとは限らず、カタログもないようです。送られてきたソーセージ類と一緒に同封されていた手書きの手紙に「野生的でクセのあるソーセージとよく言われます」と書いてありました。う〜ん、野性的な味、楽しみ。

 レバーケーゼに合わせるバケットはBoulangerie Burdigala(パン屋ボルドーという意味です)。17種類のフランス産小麦と国産小麦をミックスして焼いているそうです。
レバーケーゼの味が強そうなので、バケットの中でもよく焦げ目がついたものをチョイス。そして、血も滴る系の肉やソーセージを食べるときの必需品ヴァイオレット・マスタードを用意します。ヴァイオレット・マスタードはもともとブラッド・ソーセージやジビエに合うので、血も滴るレバーケーゼにも合うはず(ヴァイオレットマスタードのお取り寄せは後日のブログで)。

 いよいよ試食。レバーケーゼを厚めに切って(あ、ロロさんなんか1センチ厚に切ってるー、ずるい!)、スライスしたバケットにのせ、ヴァイオレット・マスタードをさらにその上にのせて、パクリ。うーん、最高! レバーケーゼは確かにレバーの臭みがありますが、それをヴァイオレット・マスタードのホンノリした酸味と甘みがうまい具合に相殺して、なんとも絶妙な味になっています。もちろん、レバーケーゼだけでも肉の複雑な味が堪能できておいしいですよ。あー、ロロさんのペースが異常にはやい、おいしいからって一人で食べないでねー。
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新宿のビーフシチュー

ビーフシチュー 本日友人と新宿へ。新宿での待ち合わせ場所はいつも新宿東口にある紀伊国屋の1階の本売り場。元祖オヤジギャルとして20歳くらいからゴールデン街を徘徊していたころの待ち合わせ場所も同じです。しかし、当時は1階に本屋が無かったような気がします。だから今は便利。待ち人が遅刻しても本を読みながら待っていられます。

 紀伊国屋といえば、その地下1階にある「珈穂音(カポネ)」にもオヤジギャル時代に良く行きました。20歳そこそこのオヤジギャルの私にとって、洋食とは珈穂音のビーフシチュー以外に考えられませんでした。そして、将来フランス人シェフの
ロロさん と結婚して洋食の王様、フランス料理を極めよう、だなんてコレッポッチも想像だにしていませんでした。
 
 そこで、ミミの洋食の原点である珈穂音のビーフシチューをご紹介したく思い、久しぶりに食してみました。珈穂音はビーフシチューをはじめエビフライやパスタもあるのですが、基本的には魚を食べさせる居酒屋風のお店です。だから「おじさん、ビーフシチューとチュウハイと枝豆お願い」とか変なオーダー模様になってしまいます。

 フランス人シェフのワイフとして、フランスの三ツ星レストランをはじめ、あちらこちらでグルメのセレブ修業を重ね十分肥えた舌で、ほぼ15年ぶりのビーフシチューを味わう。その結果は?
「やっぱり、うまい!」
あっさりしていて、すこし和風の味でした。もしかしたら隠し味に醤油を使っているかもしれません。柔らかく煮込んだ牛肉の塊がごろごろ。ユニークなのは沖縄の紅芋が入っているところ。サツマイモと違ってさっぱりとした甘さがシチューの味と調和しています。それに紅芋はポリフェノールが入っているので体にもよさそう。その後の新宿徘徊(飲み歩き)に耐えられる丈夫な体になれそう?ビーフシチューはご飯と合わせた定食(ビーフシチュー、ご飯、お味噌汁、サラダ、お新香)の形で1200円。ご飯とも良く合います。

 新宿で飲む前に、ショッピングの合間に、待ち合わせをして待ち人来ず、の日のやけ食いに、新宿紀伊国屋(東口の方)の地下1階のビーフシチューをどうぞ、お試しあれ。

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珈穂音(カポネ) 東京都新宿区新宿3-17-7 紀伊国屋ビルB1
TEL 03-3352-1539

アズナブールって知ってる?

アズナブール+ペールギュント

 9月22日に市村正親のワン・アクターズ・ショー『ペール・ギュントの旅』をサントリーホール小ホールに観に行きました。フランス・シャンソン界の大御所であるアズナブールの曲を使った市村正親の一人芝居です。

 台本・作詞・演出を担当した鈴木理雄がアズナブールの長年の大ファンで、彼のヒット曲でミュージカル形式のショーが作りたい、との思いから実現したようです。『世界の果てへ』は、少年時代のペール・ギュントが南の島に憧れる歌、そして『ラ・マンマ』は母親の死ぬシーンの歌、というようにイプセンの『ペール・ギュント』のストーリーと自然に発想はつながっていったようです。また、グリークの曲も効果的に6人のバンドヴァージョンに編曲して活かされていました。

 シャルル・アズナブールは1924年生まれ。フランスパリ出身ですが、両親はアルメニア人です。アルメニア人としての自覚が高く、88年にアルメニア大地震が起こったとき、率先して行ったチャリティーコンサートやアルバムは大ヒットし、その収益を難民のために寄付したほどです。『愛の賛歌』で有名なエディット・ピアフに認められ、スターの座をつかみました。ピアフは恋と歌に生きただけではなく、イブ・モンタンを始め多くのスターを育て上げた非常に懐の深い大人の女性でしたよね。まさにフランス的いい女の代表です。

 実は、私はアズナブールを知りませんでした。足を運んだのも、子どものころ劇団四季の『青い鳥』を観てから市村正親が好きで、四季退団後の舞台を一度観てみたい、と思ったのがキッカケでした。だから、ダーリンことロロさん 
「アズナブールって知ってる〜?」と気軽にたずねたら、
「知ってて当たり前」という、あきらかな軽蔑の眼。
 ロロさんとしては軽い感情表現のつもりでも、ナンセ顔の彫りが深いもんだから、とっても深刻に見えてしまって、ミミは傷ついてしまうのです。ペッソっとした反応に気づいたのか、ロロさんは急にアズナブールの代表作『ラ・ボエーム』を表情たっぷりに歌ってくれて「ほら、歌えるほど知ってるよ」と言ってくれたのですが、気持ちはうれしいけど、そのウルトラ音痴なこと! ブログランキングへ続きを読む
マルシェロロ金沢情報

●2017年9月27日(水)マルシェロロ金沢をオープンしました。

●キャンセル料について:ご予約を受けてから食材を調達しますので、キャンセル料が下記のようにかかります。よろしくお願い致します。
  〇ご予約3日前から前日前までのキャンセル:コース料金の30%
  〇ご予約日当日のキャンセル:コース料金100%

●メニュー:1週間以上前のご予約制コース料理をご提供致します。
     ランチ:5000円&8000円(税別)
     ディナー:8000円&10000円(税別)
    (6名様以上ディナー5000円より)
 *2名様以上のご予約をお願い致します。
  

●住所:金沢市寺町4-12-20

●☎050-7515-9175

・駐車場:沼田町交差点スーパー「ひまわりチェーン」駐車場 4番、12番、15番のうち2台です。
ミミ Paquet(パケ)
古都金沢でフツーに育つ。夫のロロさん(イラスト上)はフランス人で、しかもシェフ。故郷の金沢でフレンチレストランを再オープン!
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