ダーリンはフランス人シェフ

フランス人シェフのロロさんと練馬で営んだフレンチレストランが、金沢市に移転しました。『マルシェロロ金沢』としてスタートします!

2005年11月

フランス人シェフロロさんのボジョレー・ヌーボー

 ダーリンことフランス人シェフのロロさんがヘッドシェフを務めるブラン・ド・ミュゲボジョレー・ヌーボー・パーティに行ってきました。
 ブラン・ド・ミュゲはフランス人だらけのお店なので、ワインのお祭りボジョレーを、雰囲気たっぷりに味わえます。
 しかも、とってもリーズナブル! アミューズ、オードブル、魚、肉、デザート、パンでナント4500円(税、サービス料込み)。
 肝心のボジョレー・ヌーボーはCuvee Lemau de la Jaisse。今年のボジョレーはコクがあっておいしい。ボジョレーだから、一本で魚とも肉とも合います。

アミューズ:フランスチーズ(フルムダンベール)とくるみのパイ包み
 さくっとしたパイにチーズがトローリ。
エスカルゴ
オードブル:ジャガイモとエスカルゴの包み焼き、ガーリックバタークリームソース
 メイクイーンのポテトの甘みと程よい塩気のエスカルゴが微妙にマッチ。

三種類の魚
お魚料理:三種類の川魚(川カマス、虹鱒、トラウトサーモン)赤ワインのソース
 ナント三種類もの川魚。贅沢な一品です。魚だけれども、少し癖のある虹鱒、サーモンとしかも赤ワインソースなので、ボジョレーの軽い赤とぴったり。計算しつくしたレシピです。

エゾ鹿←写真をクリックすると大きくなります。
お肉料理:エゾ鹿のすね肉の煮込み、野菜のブレゼ添え

 そして、メインが季節柄ジビエ。このお値段でエゾ鹿をこんなにボリュームたっぷりに提供するなんて、太っ腹! 鹿は柔らかくてホントにトレビアン。寒い季節にジビエを食べると、本当にフレンチしてる実感がわきます。

ロロさんと梨洋ナシ
デザート:洋ナシの赤ワイン煮

 写真のように、洋ナシ丸ごと一個を使ったデザート。なんだか、かぶりつける感じがうれしい。量はあるけど、フルーツ丸ごとなので、満腹でも別バラでスルリと入ります。

このメニューでこのお値段、そしてフランス人だらけのボジョレーは、めったにありませんよね。

 ここのところ、ブログを休んでしまいました。ブログへの情熱が失せたわけではなく、ホント、仕事が超忙しい。土日もまともに休めず、溜まりに溜まった代休。というわけで、11月25日から30日まで、タイのプーケットに行ってきまーす。もちろんダーリンことフランス人シェフのロロさんも一緒です。なので12月1日までブログはお休みです。
 また、プーケット情報お知らせします。それまで、忘れないでね!

グルメランキング参加しています。愛のクリックを

ブラン・ド・ミュゲ 東京都杉並区荻窪5−14−4
           電話 03−3220−5448 
           JR荻窪駅西口すずらん通りをまっすぐ、徒歩5分
 











浩子暴行

 「浩子暴行」とは本日の東スポの見出しである。浩子とは鈴木浩子のことで、先日のハッスルで夫の鈴木健想とともに狂言師の和泉元彌と戦い、話題になったばかりだ。
 鈴木健想は元WWEでタグチャンピオンにもなったことがあり、妻の浩子も日本人初のディーバとして活躍していた。WWEとは世界有数のエンターテイメント系のプロレス団体のことで、ディーバとはレスラーをリングサイドで支え、時には自らも戦い、プロレスを盛り上げるセクシー女性のことだ。
 以前、この二人を特集したドキュメンタリーをテレビで放送していたのを観て、ひそかに気になっていた。厳しいアメリカエンターテイメント界で必
死に生き抜く姿を追ったもので、その努力に感動した。特に浩子は糟糠の妻といってもよく、夫を支える姿はヤマトナデヒコそのものだと、思った。見た目はおしろいお化けで恐いけど。健想がWWEに最初Hirohitoというリングネームを与えられ、戦争に負けた日本を代表する悪役、という侮辱的なギミックを与えられたとき、オーナーに猛反対したのが浩子だ。その度胸をかわれて、プロレスとは縁のなかった元アナウンサーの彼女もディーバとして契約となった。もっとブレイクしてもいいのに・・・、とそのころから思っていた。
 異国で日本人が自らをPRして売り込む大変さに共感する。謙虚さなど、美徳でもなんでもない世界で、うまくやっていく大変さ。レベルは違うけれども、欧米人グループと3週間旅をしたときに、それを痛感した。例えばシャワーの順番など、ずうずうしいもの順である。譲っていたら、いつまでたっても浴びれない。貧乏旅行だったので、全員にベッドは割り当てられない、ぐずくずしていたら、床に寝ることになる。
 ヒールとしておしろいを塗って、悪態つく姿を見るにつけ、プロ根性と一所懸命生き抜いている、ということが伝わってきて、変だけど、プロレス見ながら、笑いながら、そして同時にウルウルきたりする。
 ちなみに東スポは鈴木夫妻のブレーメンでの勝利を記事にし、そこでも忍者パウダーを吹きかけている浩子の写真を抑えている。そして「浩子暴行」になったわけだ。二人はキャッチレスリングでも成功し、実力で見事EWP世界ヘビー級王座への挑戦権を獲得した。
 今後も見逃せない二人である。
 ダーリンことフランス人のロロさんがミミを見る目が最近違ってきているような気がする。犯罪学マニアだということがバレ、殺人関係の本ばかり買っていることもバレ、おまけにプロレスにもはまっていることがバレ・・・。ロロさん、あくまでも趣味だからね。心配しないで〜!

ブログランキングに参加しています。愛のクリックを

ボジョレー・ヌーボーで二日酔い

 やっぱりフランス人シェフの妻ですもの、私。昨夜はボジョレー解禁ということで、飲みまくりました。ボジョレー・ヌーボー。おかげで凄い二日酔い中です。大酔っ払いだったので、昨夜はブログを書く理性も残っておらず、ベッドに直行でした。
 本当ならダーリンことフランス人シェフロロさんと二人でしっぽりと行きたいところですが、彼はヘッドシェフを勤めるブラン・ド・ミュゲでボジョレー・ヌーボーパーティの特別料理で大忙し。
 結局、ミミも仕事仲間とお店でヌーボーでした。ボジョレー・ヌーボーって、新しいワインのことだから、味は期待していないのよね。それよりも作物の収穫や豊穣を祝うように、その年のワインの収穫を一緒にお祝いする、というお祭りに参加したい、という気持ちです。つまり、一緒にお祭りを盛り上げて、ワインへの愛情を爆発させたい、という思いです。
 お店で飲んだ、ボジョレーはサントリーのボジョレー・ヴィラージュAC。サントリーによると天才醸造家ジョルジュ デュブッフ氏が作ったワインで、ボジョレー ヌーヴォーのワンランク上に位置し、コクのあるワインができるボジョレー地区の北部38村の葡萄だけを使用した凝縮味のある赤ワイン、だそうです。
 実際飲んだ感想は、確かに期待以上においしい。軽いのにコクがあるのです。そのお店のママが「今年は美味しいらしいわよ」と言っていましたが、本当にそのとおりでした。つまみはブルーチーズと枝つきレーズン。
 大酔っ払い状態で、家に帰ったら、ロロさんが「あ、酔っ払ってる」といいながら、さっさとベッドルームに逃げ込むではありませんか!私ってそんなに酒癖悪い? 少し反省して、猫なで声で「今日疲れた?」と聞くと「当然!」と言うと同時に毛布を頭から被られてしまい、全身で酔っ払い拒絶運動を表現していました。

二日酔いに同情してくれる方、愛のクリックを。

赤いスポーツカー

 今日会社の同僚に「最近の楽しみって何?」と聞いた。彼は40歳代後半だろうか? もくもくと激務をこなし、無口で、一見何を考えているかわからないタイプだ。だからといってミステリアスでも不愉快でもなく、どちらかというと、疲れているようにもみえ、同情を買うタイプだ。その答えは、「二人乗りの車に乗り換えようか、と思って、パンフレットなど見ること」と意外。アクティブじゃん。もしかして、と思って「ってことはスポーツカー? 絶対赤だけはやめてよね」といったら、「え、どうして、華やかな色にしようと思っていたのに」と彼。「そのお年ごろで赤いスポーツカーが欲しいと思ったら男性の更年期障害の証拠だって」といったら、妙にうろたえていた。私の知っている50歳くらの男性は口癖のように「赤いスポーツカー買いたい」とのたまう。そして、「隣に若い姉ちゃん」とでも言おうものなら、もう救いようのない、更年期障害の症状である。
 若さへのあせり? もっと自然に枯れていけばいいのに。なぜ、突然赤のスポーツカー? 若いころ地味だった人が反動でそういうものを欲しがる、というわけでもないようだ。私が知っている若いころ散々遊んで、派手だった某氏もやっぱり、50歳くらいのころ突然、赤いスポーツカー欲しい、だったから。そして「十代の子を隣に乗せるんだ」とのたまっていたもの。

 みなさま、急に赤いスポーツカーが欲しくなったら、注意しましょう。
ダーリンことフランス人シェフのロロさんにも注意しておこっと。
 それから、ロロさん、自分は運転しないけど、プジョーなどフランス製の車やクラシックカーが路面駐車していると、まわりをぐるぐる回って、観察するのはやめて! 車泥棒と間違えられるし。以前新宿歌舞伎町で明らかに顔に傷のあるような方が乗る車の周りをぐるぐる回っていたことがあって、さすがにそのときは冷や汗ものでした・・・。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました

 

フランス人シェフ・ロロさんのボジョレーヌーボー:予告編

 ダーリンことフランス人シェフのロロさんがヘッド・シェフを務めるフレンチレストラン「ブラン・ド・ミュゲ」でボジョレー・ヌーボーのディナーパーティを行います。今日はその予告編です。
 ブラン・ド・ミュゲはシェフもオーナーはフランス人で、ウエイターはフランス語圏のベルギー人。だから店内はフランス語が飛び交い、鼻の高い人々がうろうろしている異国情緒あふれた雰囲気です。だからボジョレー・ヌーボーのディナーパーティも本場の雰囲気間違いなし! 11月17日から23日までの7日間限定のイベントです。
 メニューはかなりお得。アミューズ、オードブル、お魚、お肉、デザートとフルコースで4500円(税、サービス込み)。しかもお肉はエゾ鹿というジビエで季節感いっぱい。
 メニューは下記のとおりです。

アミューズ:フランスチーズ(フルムダンベール)とくるみのパイ包み
オードブル:ジャガイモとエスカルゴの包み焼き、ガーリックバタークリー                              ムソース
お魚料理:三種類の川魚(川カマス、虹鱒、トラウトサーモン)赤ワインのソース
お肉料理:エゾ鹿のすね肉の煮込み、野菜のブレゼ添え
デザート:洋ナシの赤ワイン煮

このメニューでこのお値段、そしてフランス人だらけのボジョレーは、めったにありませんよね。

 ミミも19日の夜行く予定です。今から楽しみ! ダイエットはその日だけお休みだよ〜ん。

グルメランキング参加しています。愛のクリックを

ブラン・ド・ミュゲ 東京都杉並区荻窪5−14−4
           電話 03−3220−5448 
           JR荻窪駅西口すずらん通りをまっすぐ、徒歩5分
 

フランス人シェフロロさんのヘルシー料理

六さんとロロさn季節のサラダ

 ダーリンことフランス人シェフのロロさんがヘッド・シェフを勤めるレストラン「ブラン・ド・ミュゲ」にロロさんと共通の友人である長谷川六さんとディナーに出かけました。
 フランス人シェフの妻の宿命として10キロも太ってしまったミミはダイエット中。なので、今日のテーマはロロさんのヘルシーメニューです。

歯応えを生かした季節の小野菜たち、トリュフのソース

前菜にはダイエットの王様、サラダを注文。ロロさんが盛り付けを工夫して、うず高く小野菜たちの小山のように盛ってくれたので、まず見た目で満足。なので、ダイエットにつきものの鳥の餌を食べているような悲壮感はゼロ。インゲンの歯ごたえも心地よく、トリュフのソースと彩りよい野菜たちがマッチングしておいしかったです。

チキンポトフ←写真をクリックすると大きくなります。

プール・オ・ポ(一羽丸ごとのフランス産地鶏とたっぷり野菜の煮込み)
 
そしてメインはこれまたダイエットの定番のチキン。美しくダイエットに成功するためには、肌や髪、爪の再生に必要なたんぱく質、とくにコラーゲンを含むものを食べるのが鉄則です。チキンにはコラーゲンがたっぷり。しかも、油を使わずじっくり煮込んだポトフにしているので、とってもヘルシー。ことこと、長時間煮込むため、スープにはチキンのうまみがたっぷりです。ダシがよ〜く効いてます。このスープのことをフランス語でブロウ(ロロさんの発音からは少なくともこのように聞こえた)というらしいのですが、これが冷えると、本当のおいしいニコゴリになるのです。
 以前、ロロさんがキャロットとこのニコゴリと生クリームの冷製スープをランチのメニューに取り入れていましたが、そのおいしかったこと。ニコゴリのプルルンとした食感とうまみ、もうトレビア〜ンです。

 デザートは低カロリーの洋ナシのシャーベットを注文。これにバケットがついて、3750円(税込み)でした。こうやってメニューのチョイスに気をつければ、おいしくしかも、美しく、フランス料理でダイエットができますね。

グルメランキングに参加しています。愛のクリックを。

ブラン・ド・ミュゲ 東京都杉並区荻窪5−14−4
           電話 03−3220−5448 
           JR荻窪駅西口すずらん通りをまっすぐ、徒歩5分
 

あ・うん

あうん

 立川志らく脚色・演出で向田邦子の『あ・うん』を神楽坂Theatre Iwatoで観た。志らくの落語は縁あって何回か生で聴いたことがあるが、芝居は初めてだった。
志らくは天才肌の落語家だと思う。落語を聴くたびに見事だなあ、と思う。頭の回転、演技、エスプリ、スピード感において凡人ではないなあ、と思わせる。しかし、いつも何かが足りない、と思ってしまう。その何か、とは? たぶん、天才が鼻につくところ、だと思う。才が目立ちすぎるのだ。しかし、それは年齢が解消してくれそうな気がする。今40歳くらいだから、これから、どんどん味が出てきて、落語がまろやかになっていくような気がして楽しみだ。
 ところが、その鼻につく天才が芝居では感じられないのだ。本当の芝居好きが一所懸命やってる、という感じがした。それが返って好印象で、芝居はとても面白かった。向田邦子の原作を尊重し、所々志らくらしいギャグが挿入されているので、原作の感動はそのままに、長い芝居のオアシスとして笑わせているので、とてもバランスがよかった。だから、床に小さな座布団という席で満席のすし詰め状態でも2時間半耐えられたのだと思う(ほとんどの人が体育座り状態)。
 『あ・うん』は狛犬の口を開けているほうが「あ」で閉じているほうが「うん」ということからきている。子供のころ神社を父と散歩したとき、子供ながらに口を開けているほうの狛犬を恐い、と思った。そこで父に「口を開けているほうが強いね」と言ったところ、
「口を開けているほうが弱いんだよ。弱いからすぐ吠える。閉じているほうが本当は強いんだよ」と父が言っていたのを印象強く覚えている。今になってみると、その意味が本当によくわかる。
 ダーリンことフランス人シェフのロロさんにキャンキャン吠えるのはやめよっと。計画立てないでのんびりしているのは、ラテンの血のせいなのよね。でも出発時間になってからトイレ行ったり、急いでいるのに猫と遊んでいるのはやっぱり腹立つけど・・・。

最後まで読んでくださりありがとうございました

神楽坂のジャズバー

昨夜神楽坂ジャズバーに連れて行ってもらった。営業したりしなかったりなのに、固定ファンがいて15年存続しているらしい。
 カウンターのみの狭い空間にうず高くCDやら雑貨やらが積んであり、その山に埋もれて飲んでいる、といった感覚だ。そのジャズバーで中村誠一伊東忍のジョイントCD『セレナータ』がかかっていた。中村誠一は昔山下洋輔森山威男らとグループを組み一大旋風を巻き起こしたサックス奏者だ。中村誠一はサックス奏者としての二枚目ぶりの反面、プライベートでは楽しいトークの持ち主として知られているようだ。タモリも無名時代に彼の影響を受けて仕込んだ芸がブレイクのきっかけとなったらしい。
 その円熟したその音色がハイボールの酔い心地にとてもあった。中村誠一がニューヨークの伊藤忍の自宅を訪ねたとき、息を吸うようにジャズるミュージシャンの性で、自然発生的にジョイント演奏が始まった。それをそのまま録音したCDだ。
 その雰囲気がジャズバーとぴったり合い、まるで、ニューヨークの片隅にあるバーで生演奏を聴いているような錯覚を受けた。
 ダーリンことフランス人シェフのロロさんが一所懸命働いている間、ミミはトレビアンナイト。かわいそうだから、『セレナータ』を買って、聴かせてあげよっと。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました

毒殺日記

毒殺日記

 高校生の少女が毒殺魔グレアム・ヤングを題材とした本『毒殺日記』を参考にして、母親を毒殺しようとしました。そのニュースを見て、すぐに『毒殺日記』を購入。
学生のころ早稲田大学犯罪学研究会に所属していたミミは犯罪学が大好き。というわけで購入したのですが、この本は連日のテレビでの放送のせいか、アッという間に高騰し、4000円くらいの値が付いているものもあるらしい。ちなみに犯罪学研究会は殺人の方法など研究する怪しい会ではなく、ちゃんと法学部大学院直結の真面目な犯罪学研究会で、年に一度みんなで論文を発表していたくらいです。私は他大学出身ですが、なかなかそういう研究会がないため、早稲田に通っていました。ちゃんと論文も書きましたよ。念のため(連続殺人魔フリークと思われないように頑張って言い訳中)。
 というわけで、ミミの書棚には犯罪関係の本がズラ〜リ。日本語が読めないダーリンことフランス人シェフのロロさんも最近はその傾向に気づいてきたのか、どうもミミを怖がっている様子。
「毒殺日記買ったよ。今人気みたい」とミミ。
「え〜、またそんな本買ったの〜? 怖いよ〜」とロロさん。

 犯罪を犯した高校生は岩本亮平の名前でグルムグンシュというブログを書いていました。グルムグンシュとは、「人間に取り憑いて精気を吸い取る、 残酷で無慈悲な大地の精霊」だそうです。『毒殺日記』を読むと、この少女はグレアム・ヤングに憧れて、その考え方や手口、知性のあり方、発揮の仕方までかなり影響を受けていることが分かります。そして独特のロマンチシズムを感じているようです。ヤングはオスカーワイルドの*『レディング監獄のバラード』をそらで朗読できるほど、普段から自分をその独特のロマンチシズムで飾り立てていたのです。しかし、そのロマンチシズムには冷たく無機質なものしか感じませんが・・・。
 毒に使用したタリウムは毛が抜け、全神経が麻痺し、「自殺したくなる気分にさせる」恐ろしい毒です。その記述はヤングも高校生も観察日記の中で同じように記載されています。そして憎いから殺すのではなく、完全なモルモットとして観察していくのです。
 他人の気持ちを理解しない、感情を理解しようとしない若者がどんどん増えていくのでしょうか? 人間が人間であるには情緒や感情が大切なのでは? 昔、数学者・岡潔小林秀雄の対談集を読みましたが、その二大天才は「感情は理性を上回る」という意味のことを言っていたことを覚えています。
 情緒を知らずして、無機質なロマンチシズムで自らを正当化する傲慢さには、まったく閉口します。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました

*だが人は誰も愛するものを殺す、
 誰もがこのことを聞きおくがいい。
 ある者は苦渋の色を浮かべ、
 ある者はお世辞を並べつつ。
 臆病者は接吻によりて
 勇者は剣によりて愛するものを殺す。

フランスの暴動

ダーリンことフランス人シェフのロロさんが、悲しそうな顔をして「フランスで1400台の車が焼かれてしまったよ」とディナーの席で言っていたので、さらに「そもそもきっかけは?」と聞いたら、警官の追われた二人の若者が電力会社に逃げ込み、アクシデントで亡くなってしまった、とのこと。単一民族の日本人の私にとって「なぜ、このことが全国的な暴動に?」と不思議に思いました。
 ロロさん曰く「フランスは世界に植民地をもっていたから、旧植民地からの移民がたくさんいて、人種のるつぼになっている。その子供たちはフランスで生まれて、正真正銘のフランス人なのに、差別されている、と感じているから」だそうです。
 悲しいことです。日本では考えられない。フランスサッカー界の星、ジタンもアルジェリア移民の子供です。子供のころは本当に貧しくて、シューズも買えなかったそうですが・・・。今ではスターですね。
 植民地支配という重い歴史の痕跡がこのような形で現代にひずみとなって現れているのですね。日本人の「水に流す」なんて、通用しないんだなあ、としみじみ思いました。

ブログランキングに参加しています。応援してね!

赤いろうそくと人魚

アンゼルセン


 写真のクッキーはダーリンことフランス人シェフのロロさんのお友達の結婚式でプレゼントされたアンゼルセンのクッキー。アンゼルセンの有名な二つの童話『人魚姫』と『裸の王様』です。
 アンゼルセンの『人魚姫』も好きですが、同じ人魚を題材にした日本の小川未明の『赤いろうそくと人魚』も味わい深くて好きです。両方の人魚とも悲劇で終わるのですが・・・。
 『赤いろうそくと人魚』は人間の住む世界は美しく、人間は人情があって優しい、と人間を信じ込んだ母親人魚が娘だけは、とロウソク作りの老夫婦に娘を預けます。老夫婦は神への信仰深く、最初は人魚を大切に育てます。その親切に人魚もロウソクに美しい魚や貝の絵を描いて応えます。そしてそのロウソクを買ってお宮に掲げた人は決して嵐にあわない、といわれるようになり、そのロウソクは大人気を博します。その人気に目をつけた香具師に結局お金に目がくらんだ老夫婦は人魚を売ってしまいます。それに感ずいた人魚は自分の悲しい思い出の記念に赤いロウソクを残して、結局野獣を入れる檻に入れられてしまいます。
 その後不吉なことばかりあり、幾年もたたずして、老夫婦が住んでいた町は滅んでしまった、というお話です。
 なんだか、人間の悲しい性を感じさせるお話です。海という野獣の世界に住む母親人魚が、人間を信じ、ユートピアに娘を送り込んだ、と思ったのに・・・。ユートピアに住む人間より人魚のほうが清らかで、人間のほうが野獣に近い心を持っていたという皮肉を感じます。心が優しかった老夫婦が、人間が造りだしたお金のために、また香具師によるマヤカシの一言により、人魚を捨てる悪人になてしまうのです。過去の宗教戦争の教訓のように、信仰深い人が、ちょっとしたきっかけで、ベクトルが逆方向に同じ強さで向いてしまう、という人間の二面性とその脆さを感じます。
 人魚の親子は北の暗くて冷たい海で、今でも本当のパラダイスを求めてさまよっていることでしょう。

 こういう教訓に富んだお話を読んでも、ミミはやっぱりお金が大好き。こんな根性だから、ロロさんによく「ぼくの金目当てでしょう」と誤解されるのね〜。

ブログランキングに参加しています。愛のクリックを!

フランス人シェフのお取寄せ:格安ワイン

ワインたち
←なぜか、ワインの後ろに隠れるロロさん

 フランス人にとって「ワインは水代わり」とよく言います。ダーリンことフランス人シェフのロロさんも欧風の食事のときは必ずワインと合わせます。
だから、我家では相当のワイン消費量となり、普通に買っていては家計圧迫大魔王の筆頭になりかねません。かといって、ワイン本場のフランス人ですもの、質の悪いワインは「頭が痛くなる」と言って飲まないのです(この贅沢もの!)。本当はまずいから飲まないのだと思うけど・・・。
 そこで、見つけました。そこそこのクオリティのワインを安く提供するお取寄せサイト。サイトを見ると世界のワインナリーでこだわっている方を訪問したりとキチンと足と頭を使って、安くておいしいワインを仕入れているようです。
 ミミが注文したのは、マスター・オブ・ワインを取得した最高権威MWガビィさん厳選ボルドー5本(赤4+白1)セット 税込み・送料無料でナント4980円な〜り! そのほかにラヴェル破れで安くなったレ・ブリュイエル・ソミュール・ルージュ(898円)やミュスカデ(898円)も購入。ミュスカデはロロさんの故郷ワインなので、注文しました。
 だいたい輸入元希望小売価格2000円から2500円のものが1本1000円未満で購入でき、しかも宅配便で運んでくれるので、重いワインを運ぶ手間も省けます。特に2003年シャトー・ロック・ド・ジャンリス(AOCボルドー)は、ガビィさんのコメントに「造り手のケベックさんは若いが熱心で才能あふれる人」と誉めているように、おいしいワインでした。
 ロロさんに聞いたら、このサイトの会社はレストランにも信頼されていて、プロご用達でもあるらしい。
 う〜ん、納得のお取寄せワインでした。

グルメランキングに参加しています。ワイン好きな方、愛のクリックを

このワインのお取寄せはhttp://wwww.rakuten.co.jp/veritas/ から。



モンドヴィーノ

モンヴィーノワインのグローバリズム化 
 『モンドヴィーノ』は、ワインの世界事情はとてもよく分かる映画です。今は色が濃く、タンニンが滑らかで、果実味あふれたワインが世界の主流で、人気です。その味は世界的な批評家であるアメリカのロバート・パーカー好みの味であり、パーカー方式と呼ばれる100点満点方式の評価が高くなる味です。
 パーカー評価が高いワインは売れるワインになり、トレンドになっているのです。だから世界中の売れ行きに悩んでいるワイン関係者はこの味を求めて、コンサルタントに頼ることになります。
 そのパーカーとツーカーのコンサルタントがミシェル・ロランです。パーカーと同じ47年生まれ。彼は現在世界の主なワインナリーのコンサルタントをしていて「フライング・ワインメーカー」と呼ばれています。映画の中でも「悪いやつほどよく笑う」ヒール役を見事に果たし大活躍。「はい、ここで酸素投入して〜」とか電話で指示を飛ばします。パーカー好みの味で、しかも熟成しなくてもすぐにそこそこ美味しく飲めるワイン作りを指導します。
 つまり、世界中同じ味のワインが違うブランドで売られている、ということで、そのため、値段もつりあがり、消費者にとってはやっかいなグローバリズム化が進んでいる、といえそうです。アメリカのモンダヴィ一族もロランにコンサルティングを依頼しているので、このグローバリズムの象徴として映画のタイトルになったのでしょう。アメリカによるグローバリズム化はワインの領域にまで侵食しているなんて!

テロワール
 一方、テロワールを大切にしてその土地の個性を生かしたワインの作り手たちもいます。
この映画はそうした職人VSテクノロジーといった様相も見せています。テロワールというのは,ある土地の土壌、地勢、気候などを包括した言葉。映画の字幕では「地味」と訳されていました。テロワールを大切にして、熟成を大切にするワイン作りをする親子が映画に登場しますが、これがまた頑固でいいのです。お父さんは熟成して20年後に美味しくなるワインにこだわり、決して妥協しません。娘は地元の大手のワイン会社に勤務していますが、その個性のない、画一的な味にスクリーンで堂々と悪態をつき、「こんな会社半年で辞めてやる」と公言しました。そして、その通り半年後に辞め、「ドュー・モンティーユ」というメゾンを興し、がんばっています。ダーリンことフランス人シェフのロロさんが、その二人が登場するごとに「これがフランス人気質だよ」と苦笑いしていました。

 ワインも人間も個性が大切ですね。ワインのように熟成して、いい味を醸し出す、そんな人間になりたいですね。

ブログランキングに参加しています。クリックしてね

東京・外国人村のアイドル

イアンと私たち←右がイアン、左がロロ、中央がミミ

新宿・アイリッシュパブ

 東京・新宿の三越裏ライオンビルの2階にあるアイリッシュパブは、東京の外国人村です。日本に来た外国人はまず、このアイリッシュパブで情報収集。仕事や住むところ、食べるところなど、世界中から来た外国人たちから情報収集ができます。
 その外国人村のアイドルがバーテンダーのイアンでした。

外国人村のアイドル

 イアンはオーストラリア人で、クリケットの選手でもあるスポーツマンです。酔っ払いの暴力客がいれば、つまみ出し、タブーと言われる宗教などの話は一切しないというマナーも持ち合わせているバーテンダーです。お酒は一滴も飲めませが、いつも陽気に対応してくれて、しかも性格がいいので、みんなのまさにアイドルになっていました。過去形にしたのは、11月1日付けで8年勤めたパブを辞め、半年の冒険旅行にワイフと出かけるからです。最後の日には多くのファンが駆けつけ、二次会では朝まで盛り上がったようです。
 ダーリンことフランス人シェフのロロさんもイアンが大好きで、お客の域を超えて友人として付き合っています。イアンもロロさんのことが好きなようで、私たちの結婚式に参加してくれたり、ロロさんがヘッドシェフを勤めるレストランにワイフと来てくれたり、友人として接してくれました。たぶんアイリッシュパブの客でイアンのワイフに会った人は他にはいないかもしれません。「あんな恐ろしいところに連れてこれない」ということのようですが・・・。性格がよくって愛妻家。もう最高ですね。
 そういえばミミが白人女に絡まれて取っ組み合いの喧嘩になったときにもずいぶんお世話になったし(この外国人村で怖いワイフとして有名になったきっかけ)、その後も変わらない態度で接してくれたし、結婚式にも来てくれたし、ありがたいなあ。
 もうしばらく会えないなんて・・・。しかも旅行先がパキスタンなど中東で、危険ゾーンといわれているところ。どうぞ、無事に帰ってきてね。そのときは一回りもふた周りも人間としてさらに大きくなっていることでしょうね。再会を楽しみにしていま〜す。

 最後まで読んでくださり、ありがとうございました
 
 

フランス人シェフ・ロロさんのランチ

わらさのソテー
←写真をクリックすると大きくなります

ロロさんのランチ
 今日はいよいよロロさんのランチの紹介です。最近出張気味なこともあり、思わず感動した自然ものシリーズのブログでしたが、本来のフランス系に戻ります。
 ダーリンことフランス人シェフのロロさんがヘッド・シェフを務めるフレンチsレストラン「ブラン・ド・ミュゲ」のランチは超お得! 前菜、メイン、デザート、エスプレッソが付いて1800円です。

ワラサのソテー、ホウレン草クリームソース
 前菜はサツマイモのスープを注文。濃厚な味でう〜ん、おいしい。秋だなあ、って感じながら、スープを食べました。英語ではスープを食べる、と表現しますが、このサツマイモのスープはまさにそんな感じ。リキッドなのに固形っぽいほどの濃厚さです。

 そして、いよいよメイン。体重に気をつけ始めたミミは(気をつけているつもり、といったほうが正しい。一向にやせる気配なし)、魚のメインを注文。ワラサのソテー、ホウレン草クリームソースです。ワラサは、ブリの子供です。ブリは成長魚で、成長によってその名前がワカシ・ワカナゴ → イナダ → ワラサ → ブリというように変わります。
 柔らかくて、ブリほどの味の強さがないワラサにやさしい味のホウレン草のクリームソースがばっちりマッチ。お互いの味わいを邪魔することなく、引き立てあっています。そして付け合せのリゾット。このロロ・スペシャルのリゾットは丁寧に作られていて、米の甘さを適量のバターで、引き立てています。付け合せなのに、好評のリゾットです。よく、芝居で主役を食う、という言葉がありますが、気をつけないと、その恐れ在り、というくらいの名わき役です。
 ワラサとリゾットはロロさんの持ち味である、やさしい味が本当に良く出ていました。人間が優しいから、その持ち味が料理に乗り移るのでしょうか? いつも思うのですが、作品を作る芸術家はその生き方も問われるのかなあ? 
ロロさんインキッチンバナナのヌガー

バナナのヌガー
 デザートはバナナのヌガー。バナナを少しアイスクリームっぽいヌガーにすると、さっぱり食べられます。バナナの重さや甘さがほどよく軽減され、少しヘビーなフランス料理を食べた後も、サッパリといただけます。

 厨房でロロさんをパチリ。妻の特権(というより、無理やり押し入った、というほうが正しい)として、厨房に入れてもらいました。野菜をぐつぐつにたり、漉したり、下ごしらえって大変! ぱくっと気軽の食べているものに、実は物凄い手間暇がかかっているんだなー、と感心しました。

 青森での農家訪問と厨房探索を経験し、お皿に盛り付けされた料理のルーツを感じながら、そして、いろいろな人々の思いを感じながら、美味しく食べることが大切だなあ、と今更ながら実感しました。

 グルメランキングに参加しています。クリックしてね

 ブラン・ド・ミュゲ 東京都杉並区荻窪5−14−4
           電話 03−3220−5448 
           JR荻窪駅西口すずらん通りをまっすぐ、徒歩5分
マルシェロロ金沢情報

●2017年9月27日(水)マルシェロロ金沢をオープンします。

●メニュー:1週間以上前のご予約制コース料理をご提供致します。
     ランチ:5000円(税抜き)〜
     ディナー:8000円(税抜き)〜
 *2名様以上のご予約をお願い致します。
  6名様以上の場合予算をご相談くださいませ。

●住所:金沢市寺町4-12-20

●☎050-7515-9175
ミミ Paquet(パケ)
古都金沢でフツーに育つ。夫のロロさん(イラスト上)はフランス人で、しかもシェフ。故郷の金沢でフレンチレストランを再オープン!
Recent Comments
Archives
  • ライブドアブログ