2017年01月
2017年01月30日
能登の酒、寒ブリ、そしてクジラ刺







先週「聖地巡盃のと寒ブリ祭りモニターツアー」に参加して能登の冬の味覚とお酒を堪能しました。
能登は能登杜氏という言葉があるくらい酒の造り手に定評がある上、おいしい米や水にも恵まれた、知る人ぞ知る酒処です。知る人ぞ知る、というのは小さい酒造が多いのでなかなか全国に供給できないからです。
今回はその能登の酒造の中でも評判の高い3つの酒造「松波酒造」「鶴野酒造」そして「数馬酒造」のお酒と触れ合う機会がありました。ただ飲むだけではなく、能登の海の幸を堪能しながら、しかも3つの酒造の代表の方が席にきてくださりそれぞれのお酒の話を聞きながら、という超贅沢バージョンでした。
それぞれの酒造のお酒を購入したのですが、まだダーリンことフランス人シェフのロロさんがフランスにいるので、帰国したら一緒に飲みたいと思います。お酒の感想はまたその時に!
また、能登の食材として今回のツアーでは寒ブリとクジラの刺身、そして牡蠣のグラタンを頂きました。能登の名物として寒ブリと牡蠣は知っていたのですが、クジラが捕れるとは知りませんでした。とれたてのクジラのお刺身は柔らかくて味が濃くとてもおいしかったですよ!
1泊2日のモニターツアーですっかり能登のファンになりました。ロロさんが帰国したらぜひ一緒に能登へ食の旅に繰り出したいものです。

2017年01月07日
沢田研二(ジュリー)再考(最高)!

高校の同窓生にミュージシャンがいて、彼のライブに行ったら沢田研二(ジュリー)の歌をやっていた。
ノリノリで楽しかったので、自宅でユーチューブでジュリーの曲を聴きまくったら,にわかファンになってしまった。
特に最近のジュリー。昔の面影は全くなくパンパンに太ったジュリー。ネットでは「劣化が激しい」とか「ファンにブチ切れ」とか結構ネガティブな情報もあふれている。
しかし、最近のジュリーは歌が抜群にうまい。昔のキーは軽々出せるし、声量も半端ない。声が伸びやかで、聴いていてとても気持ちがいい。
最近はテレビには出ないけれども毎年全国ツアーのコンサートをして、しかも満席にしている。世間が何と言おうが自分で自分をプロデュースしてミュージシャンとしてやることはキッチリやっている。
いや、やりたいことを、キッチリやっている、と言った方がいいか!
あるインタビューでジュリーが、
「昔は阿久悠などそうそうたるメンバーが僕というキャラクターを使って喧嘩していた」と語っている。そして、「今は、僕自身が昔の僕を利用して、自分の好きなことをしているのさ」と語っている。
太ったのも声を維持するためだ、という噂もある。若いころ「歌が下手だ」と言われて、ナニクソと思い、ずっと上手くなるように努力してきたのだ。そしてその努力は現在も続いている。
昔の栄光や姿に固執して整形手術を繰り返し、痛々しい姿を見せつける生き方もあるかもしれないが、ジュリーのような生き方もある。
人からなんと言われようが、好きなものを食べ、好きな歌を好きなように歌い、好きな仲間に囲まれ、決して離れない真のファンに囲まれて生きる。
そんなジュリーの生き方がうらやましいなあ、と円熟の彼の歌声を聞きながら思った。
*写真は、ダーリンことフランス人シェフのロロさんの故郷、フランスのパリでレコードデビューしたジュリー。フランスでも結構うれてラジオのチャート10位内に入ったらしいです。
追記:最近ジュリーのにわかファンになった、と書いたが、実はジュリーを2回観たことがある。
一回目は、ジュリーファンの友人に誘われて観た東京グローブ座でのコンサート。
二回目は、東京厚生年金会館で井上堯之のコンサート(太陽にほえろのテーマで有名)に行ったとき、観客の一人としてジュリーはいた。
歌なしでバンドだけのコンサートのせいか空席が目立ちガラガラだった。私も知り合いにタダ券をもらって行ったような記憶がある。
そうしたら舞台の上から井上氏が「ジュリーあがってきてくれよ!」と客席のジュリーに呼びかけた。
ジュリーはいやいやながらも上がってきた。言われないとジュリーと気が付かないような地味なセーターにズボンそして巾着袋をぶら下げていた。本人も舞台に上がるつもりは全くなかったような姿だった。
しぶしぶ舞台に上がったジュリーにさらに追い打ちをかけて「ジュリー歌ってくれよ!」と要請。
ジュリーは本気で「勘弁してくださいよ〜。こんな格好だし」と言ったが、結局歌ってくれた。
なんだかんだいって優しい人なんだな、とその時思ったのを思い出した。
rimilolo1 at 21:45|Permalink│Comments(0)