お化けしじみ お化けシジミを発見! ネイチャーランド沖縄・西表島には不思議がいっぱい。
マングローブ林の根っこの所に大きな大きなシジミが2個ゴロンと横たわっているではありませんか。ちょうど引き潮だったので、見つけることができたようです。
 なぜ、こんなに大きいのでしょうか? お化けシジミの天敵はノコギリガザミというハサミの大きな蟹です。ナントそのハサミで硬い貝殻を砕いてしまうのです。そこで西表島の言い伝えでは、もともとノコギリガザミもシジミも小さかったのですが、そのハサミから身を守ろうとしたシジミがさらに大きく成長し、またノコギリガザミもその貝殻を砕こうとさらに大きく成長し、と大きさ競争をした末に、両方とも大きくなったそうです。
 ノコギリガザミは美味で蟹汁にするとだしがよく出てトレビア〜ンです。唐変木という西表島のレストランで食べましたが、沖縄そばを入れる器からハサミや足がはみ出るくらい大きな蟹で、さすがお化けシジミを挟んで砕くくらいあります。
 一方、お化けシジミは食べれるけれどもまずい、とのこと。殻を開けると身は30パーセントくらいしかなく、あとは水分だそうで、見掛け倒しの貝のようです。なぜかというと、引き潮と満ち潮の間隔が6時間あり、水のある満ち潮の間に引き潮にそなえて水を貝の中に蓄える必要があるからです。
 身はまずくても、お化けシジミは水を浄化する役割も果たしていて、ちゃ〜んとマングローブ林の生態系の一員として、りっぱにその役目を果たしているのです。写真撮影後、ちゃんとシジミは元のところに戻しておきました。みんなの地球ですもの。マナーを守って共存しなくちゃね。
 マナーといえば、感心したことがありました。西表島を半周している県道にある一定の間隔をおいて、凹凸があるのです。最初、アメリカのハイウェイによくあるような、ドライバーへの眠気覚ましかなあ、と思っていました。ところが、凸凹があるところは、イコール、イリオモテヤマネコが出没するところだそうで、凸凹により車の音をさせることによって、早く逃げるように諭しているのだそうです。なるほど〜。極端に臆病なイリオモテヤマネコへの思いやりですね。
 余談ですが、イリオモテヤマネコが泳ぐ、ということも今回初めて知りました。普通の猫は水を嫌がるのに、やっぱり特別の猫なのですね。猫好きのダーリンことフランス人シェフのロロさんに早速この特ダネをおしえてあげよっと。

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