フランスの鉄人といっても料理の鉄人ではありません。セルジュ・ジラールさんは、マラソンでユーラシア大陸横断に挑戦する、超地球規模的ランナーとしての鉄人です。今日の朝日新聞の「人」の欄に紹介されていました。過去に北米、豪州、南米、アフリカの4大陸を世界記録で駆け抜けたそうです。
 ユーラシア大陸といえば標高5000メートル級のチベットも含むし、日本も含みます。現在52歳のこのフランス人男性の「なぜ、走るのか?」という問いかけへの答えがまたいかにもフランス人らしい。
「私はエゴイストで、自分の喜び以外に走る理由はありません。ワンクリックで何でも届く時代に、肉体的な努力の味は格別」。
 さすが個人主義の国フランスの鉄人。飾り気のない本音のストレートを投げてきます。気持ちいいから走る、とかみんなに勇気を与えたい、とか多分日本人なら応えるのでは? まずエゴイスト、という言葉が日常的な場ではないですよね。エゴ、イコール個人らしさ、としてフランス人は日常的にとらえられるのではないか、と思います。
 人に迷惑をかける意味のエゴイストではなく、しっかり自分を知る、という意味でもっとエゴイストにこだわりたいなあ、と思いました。でも、ダーリンことフランス人シェフの ロロさんよりミミのほうがずっとエゴイストだけど・・・。

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