新宿・ゴールデン街が毎年企画している「新宿ブルースナイト」が今年も1月21日22日とスペース107で行われました。
 ミミは22日に初参加。出演者の顔ぶれがまたゴールデン街ぽくって渋い。カルメン・マキ三上寛LILY中山ラビをはじめ、ライブを中心に活躍しているしかも50歳代の実力派がずら〜り。メジャー志向というよりは、ライブで始まり、ライブで終わりたい歌手ばかりで、午後5時30分から午後10時までという長丁場をたっぷりと聴かせてくれました。
 お客さんのほとんどは勝手知ったるもので、おつまみやワイン、ビールなどの酒類を持ち込んで、ホントライブのノリ。始まった瞬間から何だかイカくさいなか大盛り上がりをみせていました。
 その中でも印象的だったのは、カルメン・マキ。「時には母のない子のように」が爆発的にヒットし、その頃は退廃な雰囲気のハーフという印象だったはず。しかし、今は結構貫禄、声量十分で、実力派、肝っ玉歌手といったイメージ。しかし、抜群の歌唱力とトークで目とミミは釘付け状態でした。
 今回の新宿ブルースナイト開催の背景にはゴールデン街の人気者で、各界からもフアンが多かった大田喜代子さんの死があります。まだ58歳の早すぎる死ですが、睡眠薬とお酒が原因という、実に彼女らしい死に方でした。彼女の店では若いころのヌード特大ポスターが飾ってあって、おかっぱ頭の彼女の小悪魔ぶりがしのばれました。最後のゴールデン街の伝説、といってもよい女性だったのではないでしょうか? 彼女が新宿ブルースナイトの企画をしていたこともあり、22日の夜はプラスキヨさんを偲ぶブルースナイトでもありました。

 このゴールデン街のブルースの雰囲気は多分、ダーリンことフランス人シェフの ロロさんには理解できないでしょう。だから当日夜も「ブルースよかったよ」だけの会話になりました。まあ、この世界はミミの秘密の部分として大事にしませう。人間いくつ秘密を持っているかが勝負、って部分ありますものね!

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