問題作『ホテル・ルワンダ』をダーリンことフランス人シェフの ロロさんと観ました。
 ホテル・ルワンダについては2005年9月1日のブログに書きましたが、2005年度アカデミー賞に複数ノミネートされたほどの話題作にもかかわらず、アフリカのはたまたマイナーな国ルワンダの虐殺を取り上げたネガティブな題材ということで、日本の配給会社がどこも触手を伸ばさなかったイワク付きの映画です。
 そこで「こんないい映画を日本公開しないなんて!」と声があがり、<b>ホテル・ルワンダ日本公開を応援する会が発足し、多くの方の署名が集まり、今回公開が実現された、という訳です。

 ホテル・ルワンダはルワンダ版シンドラーとも言うべき主人公の活躍と家族愛がテーマになっており、「1994年にルワンダで起こった大量虐殺事件を背景としたこの作品は、ドン・チードル、ソフィー・オコネドー、ニック・ノルティ、ジャン・レノといった名優を大胆に配し、トロント映画祭では観客賞を受賞、昨年度のアカデミー賞では主要3部門にノミネートを果たすなど、各方面で並々ならぬ注目を集めています。

 暴徒化したフツ族の手により80万人のツチ族が次々に虐殺されていく絶望的状況の中で、ドン・チードル扮するホテル支配人は自らの勤務地へ成り行きで多くのツチ族を匿うことを余儀なくされます。当時、国際社会が陥っていた深刻な無関心の連鎖がこの国での被害を拡大させたのとは対照的に、ルワンダに暮らすごく小さな存在でしかなかったはずの彼の行動は、やがて1200人ものツチ族の命を救うことになります。」〜ホテルルワンダ日本公開を応援する会サイトより〜

 ロロさんも「いい映画だった!」と感激していました。ミミは昔、道にズラリと並んだフチ族の死体を撮った写真を見てショックを受けたことがあるので、実感として「本当の話」と思いながら観ました。映画の中でも死体を沢山写したシーンがあるのですが、その演出が、主人公が霧の中道に迷い、車から降りて途方にくれていると、叙如にが晴れて道に何百体、何千体とも思われる死体の風景が広がっていく、というものです。映画ならではの表現だと思いました。写真のダイレクトさより、より美しく、そしてまた、より恐怖が増します。

 映画の中でも「この虐殺シーンをテレビで観ながら夕食を食べる」先進国の人、という表現がありましたが、本当にショックを受けた瞬間は真剣に考えますが、夕食を食べた後は忘れてしまう、というのが実情ではないでしょうか?

 弱肉強食の世の中で先進国にとって(特にアメリカ!)国益のない国は見捨てられる傾向にありますが、彼等も1人の人間として人権を尊重し、人間同士尊敬しあう心を忘れてはいけない、と思いました。ロロさんも含め外国人が多く日本に住み始めたとはいえ、まだまだ日本は単一民族意識が抜けず、特にアフリカの国の肌の色がかなり違う人たちに起こっている惨状が、宇宙の違う星の出来事くらいに思ってしまうのではないでしょうか?

 本当の意味で国際感覚、国際人としての感覚をそろそろ身につける頃ですね。

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