最近フランスの若者が大暴れしていますね。今回は26歳未満の若者を雇えば最初の2年間は自由に解雇できる、という法律に反対したもの。
 ミミ的には大いに賛成だけど。だって企業としては雇いやすくなって、それだけ雇用のチャンスが増えるということで、たとえ解雇されてもどんどんチャレンジしていけば、それだけ自分の肥やしになるし、いつかは認めてもらえる、と思うから。
 今よく言われていることは、フランスの人種差別問題で、今回の暴動も人種による解雇を助長させてしまう、ということ。たしかにフランスの人権擁護団体は22日、同国民の「人種差別」に関する最新世論調査結果を発表して、約33%が「どちらかと言えば」もしくは「少し」の人種差別主義者と認めた、と報告したらしい。昨年の同様調査と比べて、比率が8ポイント上がったそうです。 植民地政策をとったフランスは今や人種のるつぼ。人種差別はなかなかなくならない、と思う。
 しかし、フランス人にとって今一番深刻な問題は「失業問題」というからには、この法律の施行はやむをえないのでは? 性差や人種、年齢、学歴など、大なり小なり差別は必ずあるもの。まず、チャンスをつかみ、奪われたらまたつかむ、という気概が必要だと思います。
 それにしても、今回の暴動はブログ携帯電話で横に広がったとか。世界中同じですね。政府も警察官を駆り出すより、ITの専門家を雇ってインターネット対決すればより効果的なのでは。中国のようにGoogleまで規制するのは論外だけど、フェアな条件でインターネットブログ対決とかしたほうがうまくいくかもね!
 また、この暴動で大学が閉鎖されたことに対して、また若者たちが「教育を受ける権利」を持ち出してデモをしているよう。とにかく、フランス人とは超リベラルなのか、はたまた抗議好きなのか・・・。

 ダーリンことフランス人シェフの ロロさんもフランスにいたらシェフの権利とかいってデモに参加するのかしら? 

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