先日パリのお土産を友人Cちゃんから頂いたときのこと。Cちゃんはダーリンことフランス人シェフの ロロさんが大の猫好きだと知っているので、猫カレンダーに猫のメッセージ付きカードを贈ってくれたのです。 

 かわいい猫のカレンダーに大喜びのロロさんが、カードに目をやったときに顔が大きく曇ったのです。ロロさんは鼻が高くって彫りが深いので、ちょっとした気分の変化でも表情が大げさに変化するのです。

「ねえ、なんでミミはミミちゃんで僕はロロさんなの? 」と変なことを聞くロロさん。

「ロロさんだと駄目なの?」とミミ。

「うん、僕もロロちゃんがいい!」とすっとんきょうなロロさん。

 つまり、こういうことらしい。ずっと昔(忘れていたくらい)、ロロさんが「”ちゃん”と”さん”とどう違うの?」とミミに聞いたことがあって、つい面倒だったので「”ちゃん”のほうがかわいいんだよ」といい加減に返事をしたことがあったらしい。つまりロロさんの中では「ロロちゃん」といわれたほうがキュートだと思っているらしいのです。

 とにかく細かいことが苦手なミミは、またまた面倒くさくなって「そうだねえ〜」と一言で片付けてしまったのです。だって、正確なニュアンスを伝えるのって難しいですよね。

 というわけで我家ではロロさんのことを「ロロちゃん」と家では呼ぶようになってしまいました。いくらなんでも人様の前では恥ずかしいので「ロロさん」と呼んでますが・・・。なんだか子供のころ家では「とうちゃん、かあちゃん」と呼んでいるのに、人様の前では「おとうさん、おかあさん」と言い直していたことを思い出してしまいます。

 しかし、習慣とは恐ろしいもの。前回帰省したさい、有名デパートの気取るべき化粧品売り場で、店員のいる前で「かあちゃん、こっちのほうがいいんじゃない?」と言ってしまったら、これまた外面がいい母親がキッとミミを睨んで「おかあさんは、こっちのほうがいいんじゃないかと思うの」とのたまっていました。きっといつか気取るべき局面で「ロロちゃん」と呼んでしまうのに違いありません・・・。

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