今、三軒茶屋中央がかっこいいと思う。昭和27年ころ建てられた名画座だけれど、今見ると昭和30年代ブームのお陰か、とてもかっこよく見える。案の定映画のロケに良く使われているそう。しかも人気スポット三軒茶屋の一軒家。この名画座だけが坪単価が信じられないくらい高いこの土地を独り占めして建っている。
 デザインは当時そのままだけれど、とてもきれいで掃除が行き届いている。トイレなんかもピカピカだ。土地の使い方をはじめこんな小さなところにもオーナーの映画への愛情がひしひしと伝わってきます。
 
 友人が受付のアルバイトをしている関係上たまに訪問するのですが、今日の映画は特によかった。「華麗なる恋の舞台で」と「善き人のためのソナタ」の2本。「華麗なる〜」はサマーセット・モーム原作でアネット・ベニングがゴールデングローブ主演女優賞をとった映画。そのほかジェレミー・アイアンズなど芸達者が勢ぞろい。大物女優が小娘に夫と愛人を寝取られるが、その仕返しが痛快。こういう映画はミミくらいの熟女におすすめ。バカ女に日ごろ苦労している大人の女性大集合的映画だ。「善き人〜」はドイツの秀作。東ドイツの時代にいかに芸術家たちを監視していたかなど、ドキュメンタリー的に観ても面白いし、また、ストーリーも秀逸。体制化でも人間として生きる、ということがすばらしい。一見の価値ありです。

 この三軒茶屋中央、レトロだけれどもスクリーンの画質など訪れるたびに良くなっていたりと、とにかく前進を忘れない名画座です。今のオーナーががんばっている間にぜひ足を運びましょう。こんな純真な気持ちがのっかった映画館もう二度と現れなさそうですもん。
 ダーリンことフランス人シェフの ロロさんとビールを買い込んで行きたいなあ、と思います。

一日一回のクリックをお願いします。応援宜しくお願いします。