マルシェ ロロ閉店後、スタッフと談笑中に出た話題が「最後の晩餐」。フランスがキリスト教の国だからではありません。ふと「次の日死ぬとしたら最後のディナーはなにがいい?」という話題が出たのでした。
 答えはダーリンことフランス人シェフのロロさんは「モジェット!」と豪快に食べるジェスチャーを交えたご発言。モジェットはマルシェロロのディナーメニューにもあるロロさんの故郷ヴァンデーの郷土料理かつ、ママの味。自分が食べたくてメニューに加えているほどです。
 ウエイターのダニーの答えは「おばあちゃんのラビオリ」。ダニーはお母さんがイタリア人でお父さんがフランス人のハーフ。イタリア人のおばあさんが作るラビオリは世界一だと思っています。
 お寿司屋さんの息子の別のスタッフは「鯛ぞうすいかなあ」とのこと。やはりみんな自分のルーツにかかわる食べ物を選んでいます。
 では私は? みんなの答えを聞く前は「すきや橋次郎の高級寿司!」と思っていたのです。だって一人3万円もする寿司はこれからも食べる機会がないだろうし、食べないだろうと思っていたからです。やっぱり欲の皮が最後までつっぱっているような発想にちょっと反省。でも私は最後の晩餐には「お袋の味(私の場合は煮物)より高級寿司がいい!やっぱり」。