6月は梅雨の季節です。晴耕雨読という言葉があるように、雨の日は読書をして過ごすのもいいですね。
 そこでおすすめの新刊本「長宗我部」のご紹介です。著者はフレンチレストラン&デリカ「マルシェロロ」のお客様でもあり、拙著「ダーリンはフランス人、しかもシェフ」に殿というあだ名で登場する方です。そうです殿という名前そのまんまの長宗我部友親さんで、四国の大名である長宗我部元親に代表される長宗我部家の17代目当主です。
 当主みずからが長宗我部家の歴史を紐解いた力作で、代々伝わる様々な資料を駆使しかつ、共同通信の記者出身という著者の粘り強い取材力によって歴史の新事実を伝えています。保存版の歴史書としてだけではなく、エンターテインメント性も備えた読みやすい本になっています。
 歴女と言う言葉も定着したほどの歴史ブームですが、今年の梅雨は、長宗我部という大名の穴場的存在に挑戦してみませんか?