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 生まれて初めてネイルをしました。

 友人が何人もネイルにはまっていて、
「ネイルをすると女を感じる」とか、
「ストレスを感じたときネイルを見ると癒される」とか、
知り合いの高齢の女性がネイルを少し恥ずかし気に、そしてうれし気に見せてくれたりとかするので、
「いつかは私もネイルやってみた〜い」と思っていたのでした。

 飲食店をやっている間は簡単な調理や洗い物、掃除が仕事なので、なかなかネイルをすることができませんでした。今は故郷の金沢市で充電中ですので、チャンスとばかりに挑戦してみました。

 ネイリストにおすすめの色は? と聞くと、
「秋ですし、小豆色、めっちゃかわいいですよ」
と、きれいに甘皮を処理した爪におすすめ通りに小豆色に塗ってもらい、ストーンを3個付けてもらいました。

 後で友人に聞いたところ、今年は小豆色が流行っているそうですよ。

 顔は鏡がないと自分では見れないけれど(私の場合見れないほうが幸せです)、ネイルはいつでも見れるので、時々眺めるとなんだか流行色をまとっておしゃれしている感じがして、ゴージャス気分です。

 元祖おやじギャル、今は本当の女のおじさん、を普段から自称している私もネイルを通して
「実は女だったんだ〜」と感じることができて、こんな小さな爪が与えてくれる幸福感に正直びっくりしています。

 調子に乗って次回は付け爪にも挑戦! と思いましたが、なぜかダーリンのロロさんを猫のように引っ搔いている映像が頭に浮かび、急いでその考えを却下したのでした。