■ダーリンの歓迎会
ダーリンことロロさん は今年の1月に現在ヘッドシェフをしている
荻窪のフレンチレストラン「ブラン・ド・ミュゲ」に転職しました。
(ちなみにブラン・ド・ミュゲとはフランス語で、白いスズランという意味です)。
ロロさんの歓迎会兼元シェフ送迎会にワイフの私も西洋の慣習に従って招かれたのです。
フレンチレストランのパーティだもの。当然期待するじゃない? ワインにプロが作った
パテなどのオードブルや凝ったソースのかかった絶妙の焼け具合の肉や魚の数々・・・。
もしかしたらシャンパンも・・・。
ところが、パーティ会場は和風居酒屋の座敷。もちろん畳敷きで、
テーブルの上にすでに用意されているのは、刺身盛り合わせ、鍋セットなどの居酒屋メニューの数々・・・。しかも、日本酒の一升瓶がところどころにドーンと置いてある。
なんだかとっても異様な風景。だって、宴会場の上座は全員ズラ〜リとフランス人。
しかも、黒澤明の『7人の侍』のように、眼光鋭くて、姿勢がよくって、アグラがとっても
様になっている! ど、どうして?
気を取り直して宴会場を見まわすと、まあ、日本人といろいろな国の方々の比率が
半々くらい。やはり、姿勢が良い外国人もチラホラいる。
いよいよ宴会スタート。上座のオーナーのRの挨拶。とっても流暢な日本語に、
日本酒の一升瓶を注いでいるその姿は、なんだか日本人より日本人らしい。
日本人が遠い昔に忘れてしまった、大和魂のようなものすら感じてしまう。
ダーリンの新しい職場の関係の人たちだもの。賢妻ミミは一所懸命感じ良くするよう
に努めたのでした。ニコヤカにいろいろな人々の話に耳を傾けているうちに、
謎が解けてきました。
オーナーのRはそもそも日本に合気道の修業に来たらしいのです。そして、
人間関係も合気道仲間が多く、ウエイターのMも合気道青年、デリカテッセンの方の
パートナーも、レストランの内装を手伝ってくれた人も合気道仲間なのです。
だから、宴会場には合気道をしているフランス人がゴロゴロいて、その中には
日本にいる外国人の中で最高位の七段の取得者もいたらしい。
道理で、みなさん、ビシッとした雰囲気でいらっしゃる。そして、合気道を
通して、日本のよき武道の精神を学び、尊敬し、日本人より日本人らしくなった
のでした。
ちなみに、二次会もお座敷に日本酒でした。ブログランキング応援してね!
■恐いワイフ パート2
ロロさんの歓迎会の次の日。ロロさんが帰宅すると開口一番、
「みんな、ミミのこと、とっても印象的だったようだよ」。
そうでしょう、そうでしょう。なんたって、ダーリンの新職場、気を遣いましたよ。
評判がいいのも当たり前だよね、と得意げにルンルンしていると、
「フランス語で○玉がついている女性、っていうんだけど。つまりタフな
日本人女性だってことで、とてもインパクトがあったみたい」
なに! 一体私が何をしたっていうのよ? ただニコニコして、人の話を
よ〜く聞いていただけじゃない。アイリッシュパブみたいに、誰かと
取っ組み合いの喧嘩をしたわけでもないのに。
一通りロロさんに悪態をついた後、冷静になってよ〜く考えてみました。
だって、大和撫子にとって、恐く見えるというのは恥ですもの。
理由その1:大方のフランス人はブリブリぶりっ子の日本人女性を見なれているので、
ナチュラルな態度のミミが新鮮で、西洋人風のタフな女性に見えた。
(チョット無理のある好意的解釈)
理由その2:彼らは合気道の達人、つまり武道家なので、目にみえない殺気を感じる
ことができる。そしてミミには本人が気づいていない、スゴ〜イ殺気を身につけている
天性の武道家、もしくは先祖に武道家がいて、そのDNAを受け継いでいて、その
DNAが殺気を放っている。
理由その3:本当に恐い!(酔っ払っているミミ本人が覚えていない恐い振る舞い、
言動をした)しかし、ロロさんは否定してくれている(もしかしたら、ミミが恐くて
本当のことがいえないだけ?
ウ〜ム、理由を考えたが、依然謎のままだ〜。ミミの世界の不思議辞典に加えて
おこう。
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ダーリンことロロさん は今年の1月に現在ヘッドシェフをしている
荻窪のフレンチレストラン「ブラン・ド・ミュゲ」に転職しました。
(ちなみにブラン・ド・ミュゲとはフランス語で、白いスズランという意味です)。
ロロさんの歓迎会兼元シェフ送迎会にワイフの私も西洋の慣習に従って招かれたのです。
フレンチレストランのパーティだもの。当然期待するじゃない? ワインにプロが作った
パテなどのオードブルや凝ったソースのかかった絶妙の焼け具合の肉や魚の数々・・・。
もしかしたらシャンパンも・・・。
ところが、パーティ会場は和風居酒屋の座敷。もちろん畳敷きで、
テーブルの上にすでに用意されているのは、刺身盛り合わせ、鍋セットなどの居酒屋メニューの数々・・・。しかも、日本酒の一升瓶がところどころにドーンと置いてある。
なんだかとっても異様な風景。だって、宴会場の上座は全員ズラ〜リとフランス人。
しかも、黒澤明の『7人の侍』のように、眼光鋭くて、姿勢がよくって、アグラがとっても
様になっている! ど、どうして?
気を取り直して宴会場を見まわすと、まあ、日本人といろいろな国の方々の比率が
半々くらい。やはり、姿勢が良い外国人もチラホラいる。
いよいよ宴会スタート。上座のオーナーのRの挨拶。とっても流暢な日本語に、
日本酒の一升瓶を注いでいるその姿は、なんだか日本人より日本人らしい。
日本人が遠い昔に忘れてしまった、大和魂のようなものすら感じてしまう。
ダーリンの新しい職場の関係の人たちだもの。賢妻ミミは一所懸命感じ良くするよう
に努めたのでした。ニコヤカにいろいろな人々の話に耳を傾けているうちに、
謎が解けてきました。
オーナーのRはそもそも日本に合気道の修業に来たらしいのです。そして、
人間関係も合気道仲間が多く、ウエイターのMも合気道青年、デリカテッセンの方の
パートナーも、レストランの内装を手伝ってくれた人も合気道仲間なのです。
だから、宴会場には合気道をしているフランス人がゴロゴロいて、その中には
日本にいる外国人の中で最高位の七段の取得者もいたらしい。
道理で、みなさん、ビシッとした雰囲気でいらっしゃる。そして、合気道を
通して、日本のよき武道の精神を学び、尊敬し、日本人より日本人らしくなった
のでした。
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■恐いワイフ パート2
ロロさんの歓迎会の次の日。ロロさんが帰宅すると開口一番、
「みんな、ミミのこと、とっても印象的だったようだよ」。
そうでしょう、そうでしょう。なんたって、ダーリンの新職場、気を遣いましたよ。
評判がいいのも当たり前だよね、と得意げにルンルンしていると、
「フランス語で○玉がついている女性、っていうんだけど。つまりタフな
日本人女性だってことで、とてもインパクトがあったみたい」
なに! 一体私が何をしたっていうのよ? ただニコニコして、人の話を
よ〜く聞いていただけじゃない。アイリッシュパブみたいに、誰かと
取っ組み合いの喧嘩をしたわけでもないのに。
一通りロロさんに悪態をついた後、冷静になってよ〜く考えてみました。
だって、大和撫子にとって、恐く見えるというのは恥ですもの。
理由その1:大方のフランス人はブリブリぶりっ子の日本人女性を見なれているので、
ナチュラルな態度のミミが新鮮で、西洋人風のタフな女性に見えた。
(チョット無理のある好意的解釈)
理由その2:彼らは合気道の達人、つまり武道家なので、目にみえない殺気を感じる
ことができる。そしてミミには本人が気づいていない、スゴ〜イ殺気を身につけている
天性の武道家、もしくは先祖に武道家がいて、そのDNAを受け継いでいて、その
DNAが殺気を放っている。
理由その3:本当に恐い!(酔っ払っているミミ本人が覚えていない恐い振る舞い、
言動をした)しかし、ロロさんは否定してくれている(もしかしたら、ミミが恐くて
本当のことがいえないだけ?
ウ〜ム、理由を考えたが、依然謎のままだ〜。ミミの世界の不思議辞典に加えて
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