■フランスの郵便屋さんはアル中?
日本では、最近選挙などで郵政民営化について話題になっていますね。テレビのニュースなどで、その話題が出るたびに、以前、ダーリンことフランス人シェフのロロさんが郵便屋さんについて言っていたことを思い出します。
最近はさすが数は減ったそうですが、フランスではかつて郵便屋さんのかなりの数がナントアルコール中毒だったとか! ちなみにフランスの郵便局は国営です。
国営ということは郵便屋さんは国家公務員じゃない? つまり給料が血税から出ている、ってことじゃない? フランスでは酒を浴びるほど飲まなければならないほど、ストレスが溜まる仕事なの? 郵便配達するだけではなく、もしかして年金の取り立てもしているとか・・・? 疑問がゾクゾク。
どうもその原因はアルコール分解酵素を多く持つフランス人独特のホスピタリティーにあるようです。郵便屋さんは配達エリアの担当が決まっていて、毎日郵便物を配達するうちに地域の人々と仲良くなるようです。そして以下のような会話が生まれるようになるのです。
「はい、今日の郵便ですよ〜」
「いつも配達ご苦労さん。のど乾いたでしょ? 休んでってよ」
フランスでは「のどが渇いた」ということは「酒が飲みたい」ということらしいのです。ですからお茶ではなく、ワインやビールなどが振舞われるのです。ですから、一軒一軒、配達に回っているうちに、何件もの家から酒を振舞われることになり、アル中の道へ・・・。
日本人のミミはつい「もう、ラテン民族は明るいだけで仕事しないんだから〜(すごい偏見!)」とか思ってしまうのですが、考えようによっては、世間話をしながら酒を飲み、地域のコミュニケーション作りに役立っているのかも。だって、田舎に行くと、両隣が何百メートルも離れていて、お年寄りの一人暮らしもあるわけだから、定期的訪問者の機械的ではない人間関係も大切かもしれませんね(老人の孤独死も防止できるかも)。ブログランキングへ
■大自然の中で突然始まる酒盛り
そういえば、ロロさんの田舎に行ったときのこと。ロロさんの田舎はナントから車1時間いったところで、牛用の草を栽培している農家が多い地域です。ロロさんと、ロロさんのお父さん、私で車で農道を走っていて、ちょうどお父さんの友人の農場に通りかかったところ、その友人が大きなトラクターの上からあるポーズをしているではありませんか。そうしたら、ロロさんのお父さんも頷きながら同じポーズで返事をしているのです。
そのポーズとは? のどボトケのあたりを指でつまんで引っ張るポーズのことです。ロロさんに「何してるの?」と聞くと「のどが乾いてないか?」もしくは「のどが渇いてるよ〜」という意味なのだそうです。
「のどが渇いてるよ〜」と答えたロロさんのお父さんが車を止め、その農場に向かって歩いている間に、その友人は酒の用意万端! 農場の車の荷台にはしっかりとワインとビールとグラスのセットが常備されているのです。
仕事中だというのにみんなで談笑しながらの酒盛りスタート。なんとも、
のどかな風景ですよね。
大自然の中で草がこびりついたグラスでビールを飲みながら「フランスって本当に豊かなんだ!」と思いました。
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日本では、最近選挙などで郵政民営化について話題になっていますね。テレビのニュースなどで、その話題が出るたびに、以前、ダーリンことフランス人シェフのロロさんが郵便屋さんについて言っていたことを思い出します。
最近はさすが数は減ったそうですが、フランスではかつて郵便屋さんのかなりの数がナントアルコール中毒だったとか! ちなみにフランスの郵便局は国営です。
国営ということは郵便屋さんは国家公務員じゃない? つまり給料が血税から出ている、ってことじゃない? フランスでは酒を浴びるほど飲まなければならないほど、ストレスが溜まる仕事なの? 郵便配達するだけではなく、もしかして年金の取り立てもしているとか・・・? 疑問がゾクゾク。
どうもその原因はアルコール分解酵素を多く持つフランス人独特のホスピタリティーにあるようです。郵便屋さんは配達エリアの担当が決まっていて、毎日郵便物を配達するうちに地域の人々と仲良くなるようです。そして以下のような会話が生まれるようになるのです。
「はい、今日の郵便ですよ〜」
「いつも配達ご苦労さん。のど乾いたでしょ? 休んでってよ」
フランスでは「のどが渇いた」ということは「酒が飲みたい」ということらしいのです。ですからお茶ではなく、ワインやビールなどが振舞われるのです。ですから、一軒一軒、配達に回っているうちに、何件もの家から酒を振舞われることになり、アル中の道へ・・・。
日本人のミミはつい「もう、ラテン民族は明るいだけで仕事しないんだから〜(すごい偏見!)」とか思ってしまうのですが、考えようによっては、世間話をしながら酒を飲み、地域のコミュニケーション作りに役立っているのかも。だって、田舎に行くと、両隣が何百メートルも離れていて、お年寄りの一人暮らしもあるわけだから、定期的訪問者の機械的ではない人間関係も大切かもしれませんね(老人の孤独死も防止できるかも)。ブログランキングへ
■大自然の中で突然始まる酒盛り
そういえば、ロロさんの田舎に行ったときのこと。ロロさんの田舎はナントから車1時間いったところで、牛用の草を栽培している農家が多い地域です。ロロさんと、ロロさんのお父さん、私で車で農道を走っていて、ちょうどお父さんの友人の農場に通りかかったところ、その友人が大きなトラクターの上からあるポーズをしているではありませんか。そうしたら、ロロさんのお父さんも頷きながら同じポーズで返事をしているのです。
そのポーズとは? のどボトケのあたりを指でつまんで引っ張るポーズのことです。ロロさんに「何してるの?」と聞くと「のどが乾いてないか?」もしくは「のどが渇いてるよ〜」という意味なのだそうです。
「のどが渇いてるよ〜」と答えたロロさんのお父さんが車を止め、その農場に向かって歩いている間に、その友人は酒の用意万端! 農場の車の荷台にはしっかりとワインとビールとグラスのセットが常備されているのです。
仕事中だというのにみんなで談笑しながらの酒盛りスタート。なんとも、
のどかな風景ですよね。
大自然の中で草がこびりついたグラスでビールを飲みながら「フランスって本当に豊かなんだ!」と思いました。
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