大盛り上がりの梅見ジャズ 梅見ジャズチラシ
 
 梅の季節になりました〜、とばかりに賑やかにスタートしたラテンジャズ。サックスの天才中村誠一と仲間たちで繰り広げるハートフルジャズにすっかり酔ってしまいました。
 この東京国立市で行われたジャズの夕べは、国立市に小学校3年生のときから「わが町」として住んでいる人気作家・嵐山光三郎氏が地元の文化振興のために定期的に開催している嵐山亭シリーズの一環です。

 「不良定年」でお馴染みの嵐山氏が繰り広げる嵐山ワールドは熟年パワーでいっぱい。中村誠一氏はじめ、パーカッションの通称「浅草オヤジ」こと今村祐司やベースの沼上励をはじめ60歳代や50歳代がズラリ。しかしその奏でるサウンドは情熱の塊で、会場は熱気でムンムンでした。特に嵐山光三郎作詩「ブルーサングラス」は60年代のロマンを感じさせ圧巻でした。

小梅の盆栽を買ったのだ〜

大梅小梅

 永遠のオヤジ少年嵐山光三郎氏らしく、梅見ジャズは遊び心満載。梅見やしく会場の受付周辺には梅の盆栽がずら〜り。その梅には嵐山直筆で購入者の名前が入っていたり、大振りの梅2鉢の持ち主の名前は「松尾芭蕉」と「マイルス・デイビス」と書いてあったり。
 ちょうどジャズコンサートにあわせて梅の花が咲き誇っており、素敵な梅の香りが充満し、季節感を5感で体感できました。タイミングよく咲かせた梅職人さんの苦労がしのばれます。
 「舌きりすずめ」のおばあさんじゃないけれど、ナント小さい梅のほうが大きい梅より値段が高いそうです。倍くらいちがう。小さい梅のほうが最近は人気だし、また育てるのは難しいからだそうです。小さい梅といってもすでに6〜7年は生育しているそうですが・・・。
 ミミもあまりのかわいさ、めでたさに小さい梅の盆栽を購入しました! 梅ってなんかおめでたい感じがしませんか? 「あっぱれ」という殿様の声がバックグラウンドミュージックで聴こえてきそうで。定価5000円のところ大特価3000円でした。

 ちょっと前の日本では梅の盆栽は普段は外に置いてあるのだけれど、お客様がくるときだけ、「さあ梅の盆栽と掛け軸を床の間に飾りましょう」といっておもてなしをしたそうです。こういう気持ちって本当にいいですよね。掛け軸も四季にあわせて変えるので、四季にあわせた美でもてなす、ということですもんね。
 ミミもちょっとその精神を学んで友人たちをもてなせたらいいなあ、と思います(だれ?その前に部屋と机の上片付けろ!って言ってるの!)。

 小梅を自宅に持ち帰ったところ、ダーリンことフランス人シェフの ロロさんが大喜び。「とってもきれい、かわいい」と巨大な鼻を小梅の花に近づけて香りを楽しんでいました。

 やっぱりフランス人って「プチpetti」イコール美しい、と思う種族のようですね。

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