みなさん、浪曲って生で聴いたことがありますか? 広沢虎三の「清水の次郎長伝」など古典ものはCDなどで聴いたことがある方もライブはあまりないのではないでしょうか? あんなに面白い総合芸術なのに今や関東では木馬亭くらいでしかチャンスはなくなってしまいました。
 ミミは10月6日に東中野・ポレポレ坐で行われた女浪曲師玉川美穂子の「浪曲浮かれナイト」で二回目で、一回目は十数年前に国本武春のライブでした。久しぶりの浪曲ですが、なんでもやりたがりのミミは浪曲をやりたくなったのです。アフリカン文化に凝ったときもダンスやパーカッションを経験しましたが、そのときは経験したいだけで、人様の前で披露などとは露も考えませんでした。しかし、浪曲が歌あり、楽器あり、芝居ありの総合芸術だと理解したとたん、芸として極めたいという気持ちがムクムクと沸いたのでした。玉川美穂子氏が古典のみにこだわらず、自分の創作を生かした作品を演じていたのも魅力を感じたのかもしれません。つまり、総合芸術プラス創作の妙を感じたのです。
 早速浪曲協会に浪曲を習える場があるか?とたずねると「ありませんが、好きな人が集まってやっている会のようなものはあります」という返事。たぶん本格的に習うには浪曲師に弟子入りする必要があるのでしょうね。
 義理のお婆さんが金沢の西の廓の娘で、お父さんがそこで育ったという因縁もあるミミ。三味線もかじったことがあるし・・・。どこかで浪曲に血が騒ぐ遺伝子があるのかも。
 弟子入りはそうとう覚悟が必要なので、もう少し、仕事が暇になったり、浪曲を自己流で勉強してからにしよっと。
 ダーリンことフランス人シェフの ロロさんが、ミミが浪曲をうなっているのを聴いたらどう思うのだろうか? 「またへんてこなことやってる〜」と思われるかも。まあ、いいっか!

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